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カテゴリ:幼稚園のこと
うちの幼稚園は小さくて、3歳児から5歳児まで1クラスずつ。学年の別なくみんな一緒になごやかに遊ぶ。
年長組のやってることは、3歳児ちゃんにとって、とっても魅力的。わけがわかんなくてもやりたい。 複雑なルールの「ケイドロ」の中に果敢にも入っていって、ちっともわかってないのにただ一緒について走り回る。そんな3歳児ちゃんを「じゃま!」とも言わず、「何やってんの?」とも言わず、仲間に入れてくれる年長組さんは、さすがだなあと感心してしまう。 砂場では、年長組が数日にわたって「温泉」を作っている。座れば5人くらいすっぽり入れる大きさで、毎日少しずつ掘った努力の作だ。 今日も何人かでさらに掘っているところにやってきた3歳児ちゃん、もちろん参加。「入れて」も言わない。いきなり掘り始める…と思いきや、そんな大きな穴を「掘る」なんて器用なことはできないのである(^^;)。どっちかというと、回りの砂をくずして穴を埋めている(^^;)。 「あ~っ、砂入れないで。」 しかめ面の年長組さん。 我関せず、バサバサ砂を入れていく3歳ちゃん。 「今、掘ってるとこなのに…。」 顔は怒っているけど、口調はすっご~く気を遣って言ってくれてるのがわかる。 知らん顔の3歳ちゃん。やりたいもんはやりたい、それだけだもんね。 「ごめんねえ。これでも、手伝ってるつもりなのよ~。」 とフォローする私。 「もうっ」 と口をとがらせつつ、続きを掘っていく年長組さん。 えらいなあ。これを同級生がやったら、絶対許さないのに、小さいから許してくれる。 自分も、年長さんの姿を見て憧れたこと、優しくされたことを覚えているのかなあ。覚えてないかもしれないな。でも、冷たく追い払われたり、つきとばされたりしていたら、自分もそうするんじゃないだろうか。やっぱり、優しい伝統は受け継がれていくんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.27 07:47:28
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