同じ学区の保育園の先生が「保育士の幼稚園研修」ということでうちの幼稚園に来られている。３日間。
　もちろん、反対の立場の「幼稚園教諭の保育園研修」というのもあって、私も二年ほど前に行かせてもらった。
　
　似たようで違う幼稚園・保育園という世界を体験できて、有意義な試みではあるんだけど、なにしろ、幼稚園も保育園も、自分のクラスをほったらかして行くことになるので、支障もある(^^;)
　
　まあ、そういう問題はあるものの、おもしろい研修ではある。
　制度やいろいろな違いはあっても、子どもに対する思いは同じだし、公立どうしなのでやっていることもほとんど同じ。保育に入ってもらうと、何の説明もなくても必要なところでさっと補助してくれるし、お互いに学び合うこともできるし、とても楽しい。
　
　保育が終わると、「保育園ではこんなときどうしてるの？」「幼稚園ではどういうやり方でしてるの？」「保育園の子はどんな感じ？」「幼稚園の保護者ってどう？」と情報交換。
　
　保育園の保護者は家でも忙しいから、寝る時間が遅くなりがちなんですよ～と保育園の先生。「幼稚園のお母さんたちは時間的に余裕があるから、規則正しい生活ができるんでしょうね～？」と言われる。
　ところがそれがそうでもない。「親と一緒にびっくりするくらい遅い時間のテレビ番組見ていたりして、幼稚園でも寝るのが遅い子けっこういるんですよ～。」と私。
　なあんだ～悩みは一緒なんだ～と思ったりして…。
　
　話していると、母親が働いているとか働いてないとかにかかわらず、子どもたちの問題は同じようなことだし、保護者の傾向もやっぱり似たようなものだ。そんなものなんだろうなあ…。