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カテゴリ:幼稚園のこと
今月、水曜日の午前中は、ボランティアの短大生の人が来てくれている。保育科で、将来は幼稚園か保育園の先生を目指している学生さんだ。
人手不足のわが幼稚園には願ってもないことで、とっても感謝している。タダでお手伝いをしてくれるなんて、なんて素晴らしい人なの~!!と思う。この暑いのに、授業のない日にわざわざ幼稚園に来てくれるとは、ほんとに見上げた人だ。 ただし、あんまり使えない(^^;)。 慣れないし遠慮してるし、まだ実習にも行っていない一年生だから、仕方がないんだけど、子どもたちに引きずられて遊んでいるだけで、あんまり手伝いになってない。でもまあ、いてくれるだけで安全管理になるからいいかあ、と思っている。ボランティアだから、あんまりあれして、これして、って言うのも申し訳ないし、子どもたちと楽しく遊んでくれればまあいいかな。もうちょっと慣れたら、先生としての動きも少しずつアドバイスもしようかな、と思う。 でも、困ったことに、1人ボランティアさんが苦手な子がいる。 なぜか今日は不安定でお母さんにしがみつき、メソメソ泣いているので、「今日はどうしたの?疲れが出たのかなあ?」と尋ねると、「あのボランティアさんが苦手みたいなんです…。」とお母さん。 そのボランティアさんは見た目もとても優しそうな人だし、いつもニコニコしてるし、遠慮がちに優しく声をかけているだけなので、全然罪はないと思う。ただその子は、ちょっとでもいつもと違う人が幼稚園にいるのがいやで、緊張しちゃうらしい。 う~ん、難しいものだなあ。 市は財政難なので、保育現場からどんどん人を減らしていき、「足りない部分はボランティアでおぎなって」だの「地域の協力を得て」だのお金のかからない方法で何とかしろとばっかり言うけれど、そううまくはいかない。 いろんな幼稚園にいろんなボランティアさんが来てくれているけれど、「同じ人が継続してきてくれず、ころころ変わるので、子どもたちが戸惑う」とか、「いつも違う人が来るのでそのたびにいちいち説明に時間がかかる」とか、「仕切りたがる人で、子どもに指示命令してしまう」とか、「お年寄りだとケガしちゃいけないと思って気軽に頼めない」とか、問題点も多々ある。 いくらボランティアでも子どもに関わる以上はそれなりの心構えもしておいてほしいし、子どもへの接し方もちゃんとしてほしいし、いつでも誰でもいいよってわけにもいかない。かといっていちいち研修するヒマもない。 必要な人員まで安易にボランティア頼み、っていうのはやっぱり市の責任放棄だよなあ、と思う。「幼児の世話くらい誰でもいいだろう」と思うのだろうか?プロはやっぱりプロなんだけどなあ。 …ボランティアがありがたいのは確かなんだけど…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.30 07:35:57
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