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テーマ:映画館で観た映画(8533)
カテゴリ:映画・ドラマ
「宇宙戦争」を見に行った。
よくある宇宙人ものと違って、大統領も軍隊のお偉いさんも科学者も出てこないところがおもしろい。私たち一般人は…宇宙人はたぶん攻めてこないと思うけど(^^;)…災害とか戦争とか起こったら、こんなふうにわけもわからず情報が錯綜した中で右往左往するんだろう、きっと…と臨場感があったな。 「は?」と思ったところは数々あるんだけれど(^^;)、十分楽しめた。 主人公のレイ(トム・クルーズ)は、必死で家族を守る。 こういうときには人間性が問われるというか、愛情の度合いも計られてしまうけど、レイは命をかけて子どもたちを守って、それはそれは見事である。 でも、それまでは身勝手な夫で無関心な父親だったんだろう。だから奥さんと別れてるし、子どもたちも冷淡だ。 あれだけの愛情を発揮できるのなら、なぜ今までの家庭生活でそうしなかったんだろう?宇宙人が攻めてこないと、自分がどんなに家族を愛しているかがわからなかったわけ?宇宙人が攻めてこなかったら、レイも子どもたちも一生お互いの愛情に気づかずにいたわけ? バカだなー、と思う。 でも、私たちも同じようなバカなことをしてると思う。 ふつう、宇宙人は攻めてこない。毎日は平凡だ。 宇宙人が攻めてきたら自分の命を捨てて子どもたちを守る愛情を持っているとしても、普段は「宿題した?」だの「早くお風呂に入りなさい」だの「ちょっと手伝ってよ」みたいなことばっかり言っていて、子どもたちに愛情を伝えていないし、子どもたちもその愛情に気づかずにいる。 宇宙人が攻めてこなくても、重大事件が降りかからなくても、平和な日常生活の中で、愛情を伝えておかなくちゃね、と思う。手遅れになる前に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.02 08:04:30
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