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テーマ:幼稚園の行事(331)
カテゴリ:幼稚園のこと
わが幼稚園では、もうすぐ芋掘り。
うちの幼稚園、規模に似合わずいも畑だけは広大で(借りてるんだけど(^^;)、膨大な量のいもを植えている。やきいもパーティーは、園児よりたくさんのお客さんをお招きして、ものすごく盛大。 …そんな広いいも畑なので、とても職員だけでは世話ができない。地域の老人会の方々にお世話になっている。畝作りを機械でしてくださったり、草取りを手伝ってくださったり…。 今日も、芋掘りを前にして草取りをしたのだけど、草刈り器を持って駆けつけてくださったので助かった。私たちだけでは、きっと草に埋もれて気を失っていたことだろう。冗談ではなく、ほんとに広い畑なので。 この老人会の皆様方、ほんとに親切。でも、 「土が固いで~。幼稚園の子に、いもが掘れるんか~?」 「固すぎて無理じゃね~か?」 「子どもがスコップで掘ったら、いもが傷だらけになって使い物にならんで~。」 という話から始まり、 「鍬で回りを掘り返しといてやるか?」 「そうだなあ。そしたらすぐ掘れるなあ。」 「いもにも傷がつかないしなあ。」 という話になってきたときには、主任が「すみません、ちょっとそれは~!」とストップ。 そりゃあ、子どもたちが固い土の中のいもをスコップで掘るのは大変だし、上手に掘れないからサツマイモにぐさっとスコップを刺したりもするだろうし、いろいろうまくいかないことが多いだろうけど、だからって、掘りやすくされちゃ困る。 スコップを入れたらコロッといもが出てくるようじゃ、「自分で掘ったいものありがたみ」も「収穫のよろこび」も「農家の人の苦労」も感じられない。 お年寄りの方々は、子どもたちが大変だろうから、と親切心から言って下さっているのだけど、それははっきり言ってありがた迷惑(^^;) 「どんなに大変でも、子どもたちが自分で掘ります。苦労して掘るのがいいんです。」 と説明したけど、わかってもらえたかどうか? 目的はお芋を手に入れることじゃない。お芋が欲しいならスーパーに行って買ってくればいい。わざわざいも畑に苗を植えることから始まって自分たちで収穫するのは、あえて苦労するためなのだから。 まあ、世の中、こういう「ありがた迷惑な子どもへの親切」があふれている。社会にも家庭にも。子どもには苦労させなきゃあね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.04 07:39:44
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