ぼっちゃんの話。
去年の25日前後にぼっちゃんは天国に行きました。約3年の生涯のうち、我が家で過ごした2年と8ヶ月、たくさんの思い出をもらいました。耳に腫瘍ができて2回手術をして片耳が膿んで欠けてしまったけど、もらった人によると、どの兄弟よりもぼっちゃんが一番長生きだったそうです。私にとって初めてのペット、おそらく最後のペットになるかもしれません。ぼっちゃんの最後は見られませんでした。小屋から3日間出てこなかったので、父が小屋を開けてお墓に埋めてくれました。私も母もつらくて最後のお別れできませんでした。あれから1年、庭にあるぼっちゃんのお墓に毎日「おはよう」「ただいま」って声をかけているけれど、ある意味現実逃避していたんだと思います。「死んだんじゃない、いなくなったんだ」って。でも寒くなってきて去年の今ごろの事を思い出すと涙が出てきます。衰弱して、豆乳と青汁を舐めることしかしなくなったぼっちゃん、トイレを済ませると急いで小屋に戻るぼっちゃん・・・。ちゃんとお別れしなくてごめんね。今になってすごく悲しいです。あの時にちゃんと泣いてあげればよかった。ぼっちゃん、次は幸せな人間に生まれて来てね。