カテゴリ:介護
祖母に会ってきました。
今日は午後からお墓参りをしました。その後直接行っても良かったんですが、なんかそういうのって気になってしまって、一度家に帰りました。少し休憩して、夕方4~5時にかけて会いに行ってきました。 テレビ室にいた祖母は不機嫌でした。触るのも気に入らないようです。とても嫌がっていました。テレビでは、吉本劇場がかかっていましたが、ちっとも楽しくないようでした。わたしも、明るい吉本のお芝居がとてもその場に不似合いに思えて、居心地が悪かったです。 耳元で、ぼしょぼしょお話をしました。 今日は午後から曇ってきたこと。 墓参りをしたこと。 仏様のお花が400円以上すること、彼岸にはその倍の値がつくこと。 紅葉の季節であるが、庭の紅葉はもうないので、すぐには見られないこと。 秋の味覚のマツタケを鹿が食べてしまって、軸だけになったニュースのこと。 恋愛の話。 無理して結婚したくないという話。 家でわたしの髪の毛が落ちていると、ひどく叱られるという話。 祖母は、少しずつ、相槌を打ってくれるようになりました。 相槌が打てるようになると、祖母の目に光が戻ります。これはいつも劇的です。 そして、仏様のお花の話と、マツタケの話になると、顔をくしゃくしゃにして喜んでいました。 恋愛の話や結婚の話になると、説教してくれました。 髪の毛の話になると、一緒になって怒ってくれました。 嬉しかったです。 介護してくれる人に、祖母の服が汚れていることについて訊ねてみました。また食事を拒否しているのか?と思ったからです。そうしたら、最近は食べられるようになっているという話でした。舌苔のせいで、口内が荒れ、そのために食べ物を吐き出していたのだというのです。歯科衛生士さんのおかげで、口腔内を洗浄してもらい、今では食べられるようになって、みんなに拍手してもらったそうです。 ほっとしました。 今日は、食事介護はせず、夕方5時すぎに祖母が夕方の着替えをしている最中に、別の介護士さんに言伝をして、すっと帰ってきました。 何か手伝えることはないですか?と訊ねた時の「そばにいてあげてください」という言葉が、まだ耳に残っています。着替えをした後、祖母はきっと、わたしは待っていてくれる、またわたしに会えると信じて着替えに行ったはずです。 心の中は、後ろめたい気持ちでいっぱいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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