【太郎】 清く正しく逞しくだよ。
【紅子】 清く正しく美しくよ。
【ヒロ】 ボクは清く正しく粘っこく（にやり）
【紅子】 え？ そんな諺（ことわざ）なんて無いですよ。
【ヒロ】 二人とも精神的にイっちゃった原因は、清く楽しく粘っこくじゃないからだよ。
【紅子】 えっと・・・・・
【ヒロ】 清く正しくの段階で美しいでしょ。
【奈菜】 そうよね。清く正しく醜いなんて有り得ないもの(笑)
【ヒロ】 まぁ、そういうことになるよね。
【奈菜】 それに、清く正しくを貫くには生半可な根性じゃ無理ざます。
【ヒロ】 うん、そうだよね。常に清く正しくあるには逞しくないとダメだね。
【紅子】 でも、清く楽しく？
【ヒロ】 人生は楽しくないとツマンナイじゃないか。
【奈菜】 そうざます。でもね、自分勝手な楽しくじゃハタメイワクざます。
【ヒロ】 うん、だから、周りに迷惑をかけないように、清く楽しくなんだよ。
【太郎】 ということは、清く楽しくあるために逞しくある代わりに粘っこくですか？
【ヒロ】 うん、当たり。
【紅子】 でも、逞しくじゃダメなんですか？
【ヒロ】 現代日本では昔の日本のように根性論じゃダメなのだよ。
【紅子】 なんでですか？
【奈菜】 根性だけで頑張るとあちきみたいに体を壊すだけざます(泣)
【紅子】 奈菜さん、入院とかリハビリとか大変でしたよね(泣)
【奈菜】 他人事じゃないざます。
【紅子】 ・・・え？
【奈菜】 太郎さんも、紅子さんも、二人とも根性ばかりで頑張っちゃったから精神的にイっちゃったざます。
【ヒロ】 だからね、ボクは粘っこく。
【紅子】 逞しくと粘っこく・・・同じみたいな気が・・・
【奈菜】 ぜーんぜん違うざます。
【ヒロ】 うん、違うよ。逞しくは無理を重ねないといけない。
【紅子】 粘っこくも無理を重ねないとダメって感じが・・・
【ヒロ】 いや、だからさ、楽しく粘っこく(笑)
【奈菜】 楽しくないなら放ればイイざます(笑)
【太郎】 そんなアバウトな・・・
【ヒロ】 アバウトやらファジーでイイんだよ(笑)
【奈菜】 ツマンナイならオイトイテ、別の楽しいことに熱中するざます。
【ヒロ】 先に熱中できることを片付けて楽しくなったところでオイトイたものをやっつける。
【奈菜】 順番を入れ換えて粘っこくやっつけて行くざます。
【ヒロ】 巧く行かないのに近視眼になって一つのことに逞しく頑張るから壊れる。
【奈菜】 単眼じゃダメざます。複眼で粘っこくざます。
【ヒロ】 マルチトラック清く楽しく粘っこく(笑)
【紅子】 でも、それって難しそう・・・
【奈菜】 あちきから言わせてもらえば、一つのことだけに一日中夢中になってるほうが難しそう(笑)
【ヒロ】 人間は飽きる動物だからね。
【奈菜】 マルチタスク清く楽しく粘っこくざます。
【紅子】 あ、それなら分かるわ。
【ヒロ】 マルチトラックじゃ分かんなかった？
【紅子】 はい、全然(笑)
【太郎】 俺も(笑)
【ヒロ】 そうかなぁ・・・分かり易いと思ったんだけど(笑)
【奈菜】 何でもイイざます(笑)
【ヒロ】 まぁ、そうだよね(笑)