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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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October 4, 2006
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テーマ:Jazz(1976)

秋分を過ぎ 次第に夜が長くなってくる今頃になると 

決まって聴くアルバム

ビル・エヴァンス・トリオの「Waltz for Debby」。

昔 好きだった男の子に 表題曲を含めたお気に入りの曲ばかりを

集めて作ったテープをあげると 「かのんさんの世界だね」と

三つ年下の彼は手紙に書いてきた。

「女の人に手紙を書くのは これが初めてです」とも。

プラトニックな間柄だった自分と彼 友達以上恋人未満。

でも 大好きだった。

その後 ひとりっ子の彼は ひとりっ子の女性に恋をした。

地方局のアナウンサーである彼女 その父親は地元の有力者。

結局彼は 婿養子に行ってしまった。

老いた父と母を残して。

あの時受けた心の傷は もう今は跡形もなく癒えたけれど

ビルのリリカルで独り言のようなピアノを聴くたびに

彼の甘く低い声を思い出す。


Waltz for Debby






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Last updated  October 4, 2006 09:40:39 PM
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