それでも春が・・
東日本大震災での地震と津波で、たくさんの尊い命が奪われ、今もなお、 家を失った方々や飼い主に会えない動物たちが苦しい日々を 送っていることに、胸が痛む毎日です。 被災地の皆さま、できることならそちらに駆けつけ、お役に立つ物資を届けたい、 そしてそっと皆さまの肩に手を置いてお話しをお聞きしたい・・・、と切々と思いながらも、 やむなく自己の生活に追われ、ここに留まっている私をどうぞお許しください。 それでも、こうしている間にも、季節は移り変わり、この高原にも、 ようやく春の息吹が感じられるようになりました。 家の向かいにある、小さな梅の園が、花を開き始めました。 オオイヌノフグリと、ヒメノオドリコソウのお花畑です。 この小さな、しかし確実な、力強い生命の営みが、 少しでも皆さまのお心の慰め、そして励ましになりますことを、 衷心よりお祈りしながら・・・。 心はいつも、皆さまとともにある、私の精一杯の思いをこめて。