新年を寿ぐ・・・
新しい年が明けました。ほぼひと月、日記をお休みしておりましたが、新しい年、気持ちも新たに再びつづり始めるといたしましょう。大晦日から実家で過ごし、夜遅くに帰宅いたしました。年を挟んで、東フィル(テレ東)とベルリン・フィルのジルベスター・コンサート、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを堪能いたしました。中でも、2006年はモーツァルト生誕250年の「モーツァルト・イヤー」ということもあって、ベルリン・フィル、ウイーン・フィル共に、モーツァルトの「フィガロの結婚序曲」を演奏していたのを、たいへん興味深く鑑賞いたしました。ベルリン・フィルは、ラトルの洗練された華やかさ、ウィーン・フィルは、威厳のある音色で、それぞれの特徴が存分に生かされていました。それにしても、同じ曲を取り上げたのは、偶然か、それとも仕組まれたことなのか・・。いずれにいたしましても、音楽愛好家の皆さんにとっては、居ながらにしてほんの数時間のうちに、二大オーケストラの演奏を聴き比べることができたのでございますから、なんともうれしく、さらにめでたく、得をした気分だったのではないでしょうか!東フィルとの松田理奈さんの「カルメン幻想曲」も、ちょっと堅さが感じられましたが、それもまたフレッシュで好感が持てました。彼女の2002年の音コンでのドヴォルザークのコンチェルトが素晴らしかっので、ずっと印象に残っておりましたが、昨年のロン・ティボーでは残念ながら二次で姿を消してしまいました。でも、華のある素敵なヴァイオリニストになられることでしょう。さらに研鑽を重ねていかれますようお祈りいたしております。さて、我が家の麻呂たちは、お年玉をもらってほくほく・・。明日はさらに増えそうでございます。