カテゴリ:日々のくらし
<注:プライドグランプリ観戦記です。
ネタバレ困る方は明日30日の地上波放送後に 読んでくださいね^^;> 昨日は、PRIDE GP。 実は、先週一週間の超ハードワークが堪えて、 ひどい風邪を引き、土曜日は完全に起き上がれない状態だったのだけど。 なんとか日曜には持ち直し、 お昼ごはんも「うどん」を食べられるぐらいに復調。 ずーっと楽しみにしていたPRIDE GPなんだもの。 しっかり気合を入れて見なきゃ!と、 我家の特等席:スカパーのペーパービューで生中継を見る。 実は、今回は会場に行こうかという話もあったのだが、 買いに行ったときは、もう1万7千円の席しかなく、 しかもそんな値段でひっどい席だったので、 あきらめたのだ。 でも、正解。。 こんなひどい体調では、会場には行けなかっただろうから。 第1試合のボブ・チャンチンVS中村は、ついついボブ・チャンチンを 応援してしまう。中村もがんばっているんだけど、 なんとなく「すごく好き!」にはなれない選手。。 が、判定で、中村の勝ち。 ボブ・チャンチン、体調悪そうだったもんなあ。 第2試合が、いきなりヴァンダレイ・シウバVSヒカルド・アローナ。 比較的お行儀のいいタイプが多い(ような) ブラジリアントップチームの中で、 かなり危険で粗悪なタイプのヒカルド・アローナ。 (ルックスは悪くないが)。 ここはやっぱり王者シウバに買ってもらい、同門のショーグンと 決戦で戦って欲しいぞ! ところが、シウバは、現在シュート・ボクセに修行中の桜庭から預かったという、 阪神タイガースの帽子と、桜庭のベルトを持って入場。 温かい友情と、桜庭の魂と共に入場!という演出だったが、 桜庭はここ最近負けがこんでいる。。 まして、前回アローナにやられている。。。 「なんだか、これって縁起悪いんじゃないの?」と思ってしまう。 が。。その予感が的中してしまった!!!(゜Д゜;) アローナに何度もマウントをとられ、 なんとかかわしてはいるが、あきらかにシウバ劣勢。 シウバの凶暴で凶悪で貪欲なファイトを見ることができないまま ラウンドが終了してしまった。。。 第3試合の、 オーフレイムVSショーグンは、ものすごくいい試合だった。 手足が長くバランスがよくて器用なオーフレイムに対し、 どっちかっていうと頭でっかちで力ワザな感じのショーグンだが、 どう攻められてもかわすかわす! ギロチンが入ったときは、あーショーグンの負けだ!と思ったけど、 すぽっと抜いた! やはり兄弟子シウバが目の前で負けたのを見て、 絶対オレがやってやるという魂に火がついたんだろうなあ。 結果、ショーグンの完全KO勝利。 それにしても、オーフレイム25歳、ショーグン23歳。 うーん、まだまだ強くなるんだろうなあ。 ここで、私にアクシデント。。 あまりに興奮したせいか、 いったん下がっていたはずの熱が上がりだしてしまった。 フラフラするので、 おでこに冷えピタシートを貼りながら、テレビ観戦を続けるも、 バテ気味で、 今回のGPとは関係ない、 第4試合のファブリシオ・ヴェウドゥムVSローマン・ゼンツォフ、 第5試合の吉田秀彦VSタンク・アボットはお休みタイムに。 ほとんど見てません。。。^^; 2試合休んで、さあ!いよいよ、ずっとずっと待ち焦がれた一戦。 どうやら熱も下がり、元気も回復し、 冷えピタシートを貼ったままではあるが、 ついにミルコ・クロコップVSエメリヤ・エンコ・ヒョードルの ヘビー級王座決定戦! ここはなんとかやっぱりミルコに勝たせたい! ヒョードルの何考えてるのかわかんない顔が嫌だとか、 ルックス的にミルコにひいきめをかけてしまうことあるけど^^; それはおいておいたとしても、 やはりここぞというときにタイトルを逃してきたミルコに、 今度こそ勝って欲しい。一時のハングリーさは少し影をひそめたといえ、 まだまだミルコ30歳。絶対勝てると信じてた。 試合前の控え室の雰囲気は、ミルコもヒョードルも、 いつもよりかなり張り詰めた感じ。見る側にも緊張が伝わってくる。 そして、試合開始! 1ラウンドは、ミルコが優勢だった。 残念ながらハイキックは出なかったものの、ロウキック、ミドルキックや パンチは的確にヒョードルを捉え、ヒョードルは流血。 これならいけるかもと思ったが、ラウンド後半から、徐々に、 「氷の皇帝」ヒョードルはじわじわとその力を出し始めてきた。 ミルコの上に、マウントになろうとするヒョードル。 下にいるミルコにヒョードルの鮮血がしたたりおちる。 うまくパンチをかわしてはいたが、かなりの体力を消耗していたのかも。 2ラウンドめも、最初はミルコが飛ばしていた。 が、途中バランスを崩して一発パンチをもらってから、 防戦一方になってしまう。 まずい、まずいぞミルコ!行けー!ミルコ!と絶叫するも (近所に聞こえていなかったろうか^^;)、 ヒョードル優勢で、ゴングにすくわれた感じ。 あとがない第3ラウンド。 ミルコはハイキックを狙うが、かえってバランスを崩してしまう。 もうスタミナがないのかなあ。 対するヒョードルも、息は荒くなって、顔も未だかつて見たことがないほど、 腫れ上がっている。 皇帝ヒョードルのこんな姿は、おそらくみんな初めて見ただろう。 しかし、それよりもミルコのスタミナがもう限界に近づいていた。 常にヒョードルの下になるミルコ。 やはり立って戦えなければ、ミルコの真骨頂は出せない。 結局、判定にもちこされ、ヒョードル圧勝。 ミルコは、悔しさとショックで呆然とした表情。 ヒョードルの顔はぼこぼこ。でも、勝者の顔は当然晴れがましい。 「あそこまでヒョードルを追い込めるのは、ミルコしかいないよ」と夫。 うん。 うん、そうなんだけど。。 負けて帰るミルコの背中が寂しすぎたなあ。。 そして、最終戦。グランプリ決勝! これは、もう、ここまでの「いや~!!」という気持ちをすべてふっとばしてくれた すかっとする試合でした。 ショーグンは、それこそ兄弟子シウバの思いも背負って、 2倍のパワーでアローナに襲い掛かる。 ふみつける!殴る!抑える! もう完璧な勝負でしたね。 勝利の瞬間、リングに飛び出してきたシウバが、 自分のことのように喜びを全身で表していたのに、ちょっとじーん。。 それから、ショーグンの兄で、やはりファイターのニンジャ(感激やさんで有名)が、 高田本部長の横で泣きじゃくっていたのに、つい苦笑。 いいやつだなあ、ニンジャ^^;。 また、ブラジルの母さんに、 「母ちゃん!、弟がやったよ!」って泣きながら電話するんだろうか。 (前に、自分が勝ったとき、会場の公衆電話から 「母ちゃん!やったよ」と泣きじゃくりながら国際電話する姿が、流されている) ともあれ、 いいファイトに、ひじょうに感激。 試合が終わるころには、熱もすっかり下がって、 いい汗かいたようになってた。もう風邪も治ったかも! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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