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カテゴリ:読書感想文
「ティンブクトゥ」(ポール・オースター/新潮社) 4年前にイギリスにいたとき市立図書館で借りたものの読みきれなかった「ティンブクトゥ」。やっと柴田元幸氏の訳が出た。英米じゃいろんな人がいい本を出すし、自分の小説も出したしで柴田氏も忙しいのか、翻訳が原作から相当遅れてしまうのが残念。って、原作で読めばいいんだけど。オースターの英語は易しいし。 この表紙、どうなんだ?!柴田氏は気に入っているらしいが。 もちろんこれはオースターの小説なので、たいへんきちんと書かれていて、読んでいて面白く、動物が主人公だけど決して犬は犬であるだけではないのであって、動物で涙を誘う感動モノではないのだけれど、でもやっぱりかなり甘ったるいのではないか。ニューヨーク三部作のころの乾いた感じがちょっと懐かしくなっちゃうなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月12日 21時13分44秒
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