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カテゴリ:読書感想文
風邪が本格化、といっても高熱で寝込むほどじゃないんだけれども、洟たらしながら変な声してしゃべってます。ここ3日は外出も止めて家でおとなしくしているのに一向によくならず。滅多に引かないけど、引くと長引く。
退屈気味のわたしをおいてひとり夫が札幌に発つので(といってもわたしも明日行くのだけど)、昼ごはん用にカツサンドを作って持たせる。わたしはほかほかのカツサンドでおなかいっぱいにしてから寝っころがって読書(カツサンドがおいしいと思うくらいは元気)。 つまみぐい文学食堂(柴田元幸/角川書店) 英米物を中心に文学に登場する食べ物をネタにしたエッセイ。だいたい食べ物の本を読むのでおなかがすくことを覚悟してカツサンドを食して万全の態勢で臨んだのに、全然おなかがすかないどころか、奇天烈な食べ物続出で胸が悪くなってしまった・・・。柴田教授のなんとひねくれ者なことよ。育ちも見てくれもかなり拗ねているので、豪華至福の食事の話を羅列したって似合わないんだろうけど、ちょっと拗ねすぎじゃないのかしらん?もうちょっと幸せな食べ物の話も読みたかったな。だって食べ物なんだから。 まぁ、ロッシーニの「泥棒かささぎ」に合わせてパスタを茹でる村上春樹(の小説の主人公)よりは、揚げパンとソース煎餅を愛する柴田のほうがかわいらしい気もするけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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