|
カテゴリ:読書感想文
社員をサーフィンに行かせよう パタゴニア創業者の経営論(イヴォン・シュイナード/東洋経済新報社)
夫「お、そんな本読んで珍しいね。僕も買おうと思ってたんだよね」 (1)現世のご利益を求めるような本を読むのはちょっと浅ましい気が・・・ (2)ビジネス書を読む暇があったらもっと他に読みたい本が山ほどあるし という理由で、ビジネス書を読むべき環境にありながら毛嫌いしてきたわたしが珍しく「東洋経済」発行の本など読んでいたわけですが、これは単にわたしがpatagoniaのファンで、家でも街でもオフィスでもテニスのときももちろん山でもpatagoniaを着ているからで、自分の着ているものがどうしてこんなによいものになるのか理由を知りたかったからです。 うーん、目からウロコ。「なぜビジネスをするのか」という問いに対し、(彼なりの)絶対の明確で簡潔な答えを持っていることがやっぱりすごい。わかってて当たり前のはずなのに、それがわかっていない経営者は世の中にたくさんいるんだろうな。 前半はビジネス書、後半はエコ啓発本の色合いが強く、我が家はわりと世の中のスタンダードから行くとエコな方だと思いますが、ますますエコな生活を心がけようと決意。 著者には「禅」とか「冒険」とか、一般人にはちょっとひいちゃう要素もありますが、でも全体を通して嫌な感じのしない気持ちのよい本。アメリカ嫌いで、日本やヨーロッパが好きなところもちょっとかわいらしい。 わたしは読んだ本をあまり人に薦めることはないのですが(自分が薦められるのが嫌いなので)、これは読んだあとに何人か読んでほしい人の顔が思い浮かぶ本でした。 ああ、テント担いで山へ行きたい・・・。(当分行けない・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書感想文] カテゴリの最新記事
|
|