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カテゴリ:読書感想文
ソフトバンクが来ましたね。2月ごろの新卒会社説明会で孫さん「携帯戦争はうちの勝利で終わった。次は中国」とか言ってて、そのころ個人的にソフトバンクのせいでとっても迷惑していたので「おいおい!」と思っていたけど、この調子だと今月の株主総会が楽しみ。借金いくら多くても、株主はみんな幸せになって会場を後にするという宗教みたいな総会。わたしは今年はたぶん行けないので、夫にマゴ節を聞かせてあげよう。
いい本読んだ。 本の遠近法(高階秀爾/新書館) 去年の夏にベネッセの直島と倉敷を旅行したとき、大原美術館のショップに立ち寄って買った。元東大の先生で現在大原美術館の館長をしている美術学者による、読書にまつわるエッセイと書評を集めた本。 和辻哲郎のハイデガー論で始まって、逢坂剛のお茶ノ水署へろへろ刑事コンビで終わるそのしなやかさがたまらない。後半の新聞掲載の書評集は1つの書評の分量が少ないせいで読み応えいまいちだが、前半のエッセイ群は「読書エッセイ」といって片付けるには惜しい伸びやかな文化論。特に日本を愛するゆえの比較文化論秀逸。まいったよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月08日 10時58分43秒
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