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カテゴリ:読書感想文
アリスの服が着たい(坂井妙子/勁草書房)
日経の水曜夕刊の書評で見つけた本。ミーハーなタイトルはいったい何かと思わせますが、英国服飾史の本でございます。さすがに主題だけではわけわからんので「ヴィクトリア朝児童文学と子供服の誕生」という副題がついております。勁草書房という出版社は大学の教科書を出すようなところですね。 内容をまとめると、子供服の誕生と発展の原因は、大英帝国の衰亡とミドルクラスの興隆だということでした。 読んだら子どもに高価なものや新しいものやいろいろ着せて楽しむ親にならないための戒めになるかと思って読み始めましたが、洋服大好きな著者にかかると、「所詮は親の見栄ではあるが、夢のある服を着るのって子どもも楽しいし、着せるほうも幸せよね」と、戒め2割、推奨8割ぐらいの感じで、あんまり自戒効果はありませんでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月21日 21時37分11秒
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