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カテゴリ:読書感想文
彼方なる歌に耳を澄ませよ(アリステア・マクラウド/新潮クレスト) 図書館で借りる新潮クレスト3冊目。スコットランドからカナダ東端の島に渡ったケルト人移民の子孫の、家族と歴史。 カナダでベストセラーになったそうですが、こんな小説がよく売れるとは、カナダ、なかなかいい国だと思いました。全体を通しては素朴なリアリティですが、ときどきはさまれる幻想的な描写と、互いに刺激しあって魅力的。登場する主人公の祖父母、おじいさんとおじいちゃんとおばあちゃん、なんだか妖精みたいに思えました。スコット人、濃い! わたしの育った家は、家族の言い伝えや家系図などは全然なく、そういうことには素っ気ないうちだったので、家族に歴史があるというのに憧れてしまいました。たぶん実際はいろいろ大変なんだろうけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月04日 08時38分24秒
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