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テーマ:短歌(1697)
カテゴリ:素描
かけ登るはんとう棒の先端(さき)で待つ 空と一重に横たはる海 *********** 休み時間を知らせるチャイム 古い小学校の廊下と階段を突っ走ると 校舎は老骨に鞭打つように反応し 窓ガラスの振動がビリビリ音で追いかけて来たっけ でもごめん、悪いけど.... 今、あなたと追いかけっこする気ないんだ ってあたしは胸の裡でこたえた だって........ あたしが目指すのは校庭の東 そこにあるあたしの身丈の3倍はあった はんとう棒だったんだもん 校庭からは海は見えなかったけど はんとう棒のてっぺんに登って はんとう棒とはんとう棒を横に結ぶ細い鉄棒の上 そこがあたしの特等席 そこからは微かに遠くに海が見えたから そして海は 晴れてても 曇ってても 霞んでても いつだって空とその身重ねて横たわってた にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年08月24日 20時19分24秒
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