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テーマ:見上げた空はどんな空(1469)
カテゴリ:イランでの生活
ふと眺めた空に 少し伸び気味の爪のような月が光っていた。 おもわずわたしの頬と唇に笑みが溢れた ああやっと!!! モハラム、サファルというイスラム陰暦の二ヶ月が終わったんだ! っと.... この二ヶ月間は忌月で結婚式やら、祝典のような行事はなされない。 誤解しないでいただきたい。 そのことに対して私は嫌だという異義があるわけではない。 この国の信仰であり、文化であり伝統なので尊重したいと心から思っている。 わたしが息苦しく感じているのは義両親、特に義母からの圧迫なのだ。 義両親は、この10年イスラムへの傾向が強まり、彼らの周囲への半強要のような押し付けが、 じわじわと広がってるのを感じているのは、私一人だけではない。 空手をしていたときも、喧嘩っぱやく気が強くなるなどと思われて、 決して良い顔をされなかったけれど、 TombakとDafという民族打楽器を習えば、 これらはハールム(イスラムが禁止しているもの)だ っと言う・・・ セタールは御自身の末娘も嗜むからか反対しない。 セタールは音が小さいので忌月の間も練習していた、 キーボードもヘッドホンで弾いていたけれど、 わたしは自宅でかれこれもう1年以上打楽器の練習はしていない。 義両親がいない時をみはからって打ち鳴らすだけ。 忌月の間は、週一回の稽古の場だけ鳴らした。 イスラム硬派的にいえば、音楽というもの全てが禁止事項ではある。 けれど、、、テレビ、ラジオをつければ打楽器を含めた民族楽器の音楽が流れている。 国はそこまで国民に強要していない。 このモハラム、サファルの二ヶ月、お化粧、散髪、毛染めも義母は良い顔をしなかった。 わたしは二週間前に我慢の限界で髪を染め、次の日に義姉にカットしてもらったが・・・ 義母は何も言わなかったが、良い顔はしてなかった。 何も言えるわけがないのだ! 義姉妹も、周囲の人もそこまでする必要はないというのだから。 街ゆく人をみても、 アシュラ・タスワと、アルバイン、そしてイマームの命日ぐらいには気遣うのかもしれないけれど、 カーステレオをつけていたり、色鮮やかな服装やスカーフを纏っている。 Dafという楽器も、音楽の先生は、初代イマームアリはDafを演奏していたのよ?! っと言っていた。 わたしが音楽を習うのは、誰かに見せたいとか、自慢したいとか、 そういう気持ちがあるわけではない。 わたしはわたし自身の慰みと楽しみのために奏でたいだけなのだ。 結局、、、、義母がわたしに圧力かけるのは彼女自身が気に食わないからだ。 彼女の価値基準、彼女が良いと思っているものを、 わたしの気持ちというものを推し量ることもなく押し付けたいだけなのだ。 これは一事が万事に言えることで、 イランという国に在住するのが辛いんではなく この義母の傍で生活することがわたしには辛くなってきている。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年12月17日 17時57分29秒
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