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2005/04/03
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カテゴリ:♪Music























ザ・ピロウズ/The Pillows
ピロウズトリビュートアルバム

世間一般が好きこのむ「ミュージシャン」とは、一体どんな条件を満たしているのだろう。
1にビジュアル、2に、ある程度の知名度があってヒットチャートに常駐してるからとかそのくらいのレベルであれば、「自分の耳(感性)」を持てずに、まんまとマスメディアの思惑通りといったとこでしょう。

今年で結成16年目にはいる「ザ・ピロウズ」は、そんな素人受けするバンドではなく、玄人である同業者のミュージシャンからの評価はとても高い。
それを象徴するかのように、Mr. Childrenの桜井和寿、佐藤竹善、The ピーズ&キュウちゃん(元ミッシェルのドラマー)BUMP OF CHICKEN、GLAYのJIRO、真心のYO-KINGといった豪華顔ぶれが参加したトリビュート・アルバム『シンクロナイズド・ロッカーズ』が昨年リリースされたのですが、ピロウズ節が良くも悪くも…の印象になるのが怖くて未だ聴いておりません。


Please Mr.Lostman
ピロウズ pillows maya
ピロウズ The Pillows

Please Mr.Lostmanピロウズ

そんな私とピロウズの出会いは9年前。最近はあまり見かけなくなった販促CD。その『Please Mr.Lostman』の販促CD版がレコード屋に置かれていたのです。
このタイトルですぐに思い浮かぶのが、Please Mr.Postman=THE BEATLES(ビートルズ)&Carpenters(カーペンターズ)を連想してしまうのは、ごく自然なことでしょう。 メンバー3人の特殊メイクとこのタイトルに惹かれ、その日はフリーでお持ち帰りしました。

早速聴いてみて、「お!このフレーズどっかで聴いたことある」と思ったのが、「TRIP DANCER」。その販促CDには5曲、しかも1曲目のさわり部分までしか収録されていなかったのですが、1曲聴いたその時、すでに「久々にきたでコレ!!」 と確信。
次の日このアルバムを買うため、タワレコにかけこんだのを今でもよくおぼえています。9年前のまだ青二才にも、彼らの音楽の素晴らしさはすぐに分かりました。

ではどれが一番?と聞かれるとかなり悩まされますが、やっぱり後にも先にもこの名曲を除いてはピロウズは語れません。

 たとえ世界はデタラメで タネも仕掛けもあって
 生まれたままの色じゃ もうダメだって気付いても
 逆立ちしても変わらない
 滅びる覚悟はできてるのさ
 僕はStrange Chameleon

 勘違いしないでね 別に悲しくはないのさ
 抱き合わせなんだろう 孤独と自由はいつも

 もしも全てが嘘で ただつじつま合わせで
 いつか慣ついてた猫は お腹すかしていただけで
 すぐにパチンと音がして 弾けてしまう幻でも
 手の平がまだ暖かい

 恐いもの知らずで 時代ははしゃぎまわり
 僕と君の過ごした ページは破り去られ
 歴史には価値のない 化石の一つになるのさ
 君と出会えて良かったな

 Bye Bye 僕はStrange Chameleon

        (ストレンジカメレオン)



何年経っても、何度この歌を聴き返しても、打ち震えるものがギッシリつまっています。
その昔『SWICH』にて桜井さんが選んだ音楽10選の内の1曲がこれでした。他の9曲は記憶にございません(笑
その時「あぁ、流石は桜井さん、分かってらっしゃる!」と安心しました。いいものはいいと受け入れられているこの現実を。
勿論ですが私も10選、5選といわれても迷わずこの曲の名をあげるでしょう。
hybrid
rainbow?
LITTLE BUSTERS ピロウズ
ピロウズ ライブ
さわおさんの歌詞は強くてストレートで嘘がない。だから聴いているこっちにとっては変化球ではない直球そのものを投げられたような、そんな聴き応えを感じることができる。
その昔、所謂"苦悩の頃"が露わになっている歌詞も見受けられる、ファンの中でも人気の高いアルバム『LITTLE BUSTERS』に収録されているこの曲。
 can you feel? can you feel that hybrid rainbow?
 ここは途中なんだって信じたい

 can you feel? can you feel that hybrid rainbow?
 昨日まで選ばれなかった僕らでも 明日を待ってる

        (ハイブリット レインボウ)



知名度が高くなり、ファンが沢山いる今でも、ライブの時には必ずといっていいくらいに歌ってくれます。力強く、そして絞り出すように。
このアルバムが発売された当時、私もこの近年の中で一番辛いときだったので、この曲で救われ、支えられました。

私の中で「心の底から愉しめるライヴ」といえば、今は無きミッシェルをはじめ、ハイロウズやゆらゆらと並んで必ずあげられるピロウズ。
先月も久し振りにSHIBUYA-AXでのライヴにいってきましたが、数年前に比べて観客動員数が圧倒的に増えている光景に、何故か私自身が報われた気分になりました。
"相変わらず"が健在だったさわおさんのトーク。あまりにぶっきらぼうで素直過ぎて、思わず腹をかかえて笑ってしまいました。
きっと何年経っても、たとえ新曲を聴かずにいっても、心の底から愉しめるライヴだろうと思います。

今まで通りこれからも、このフェイクで溢れかえっているこの音楽業界の中で、真実の音楽だけ選び出し、聴き続けていきます。

marytomo banner

※windows環境では、テーブルが下に落ちこんで見えてしまいます。ご了承ください。





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Last updated  2005/04/03 05:56:50 PM


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