敗因
巨人が今年も日本一となれなかった。去年も今年も原因は同じ、原くんの楽観的無采配から。巨人の選手たるもの、ここぞというところで力を発揮するものと頑なに信じていること。まあ、これをジャイアンツ愛っていうんだろうが、それじゃあ短期決戦勝てんよ。これとおんなじことしたのが、星野ジャパンってのは誰もが気づいただろう。巨人の敗因はシリーズ開始前に始っていた。原くんの日本代表監督候補、これでイスンヨプに本国からなにかしらの指示があったろうし、本人のやる気も失せたろう。結果を出せない、出さないイスンヨプをなおも使い続けてしまった。珍しく若手が活躍した今年、最後の最後で落とし穴が口をあけた。第5戦で坂本、亀井、脇谷が期待に応え、これに気を良くして第6戦に寺内を先発起用するも失敗、これが最大の失策といえる。少ない策が大きな失策。本来ならば第6戦で決めねばならない試合でこんな悠長なことやってる時点で勝率5割きって、第7戦で投手全員を登録していない時点で2割になってしまった。それでも7戦では相手のエラーで先取点をしたにも関わらず、流れを引き寄せることができなかった。西武の投手がすばらしかったのは確かだ。しかし7戦では西武の方が勝ちに行く戦術をとった。それに対し巨人は無策だった。相変わらず覚悟が足りない。それでも今年の若手の活躍はたいしたもん。正直、イスンヨプだけでなく、フルスイングできない小笠原も変えたいくらいだった。脚を活かし打撃でなく守備に特化することで打撃にも多少安定感がでてきた鈴木、矢野がいなくなったことで長打ではなく本来のシャープな振りが戻った亀井。気をつけねばならないのは坂本、こいつは守備とくに送球に確実性がない。オフで無意味なジャンピングスローなど叩かねばならない点も多い。よく見れば、日本シリーズはペナントの前半戦と全く同じだった。オリンピックのおかげで、阪神と中日が失速していき、手にしたリーグ優勝。さて、無策で負けた原くん。これでも原ジャパンを引き受けるのかい?