九州の山旅7 鹿児島から福岡へ340kmのドライブ 2023/06/03
6月3日の9時半過ぎ、高隈山(大箆柄岳)から下山し出発地点の福岡に戻ります。雨にはやられましたが、予定通りの日程で5日間5山の山歩きが出来ました。しかも最終日は9時半過ぎに下山するとは思っていなかったです。これから福岡に戻ります。カーナビで検索すると来た時とは違った道を示しています。どちらを通ってもいいのですが、帰りはラッキーなことに鹿児島湾沿いの道を通るようです。県道71号線から国道220号線に向かいます。途中「千本イチョウ」という所がありちょっと寄ってみました(P)。ここ垂水市や周辺がよく見えます(3P)。驚いたのは「つわとり禁止」という看板です(P)。初め何の事かよくわかりませんでした。(「つわ」をとる事を禁止)なのだろう。その「つわ」って何だろう?少し考えて、そうか家の庭に生えている「ツワブキ」を採ってはいけない、という事だと理解しました。見ると柵の向こうにツワブキがたくさん生えています。我が家では増えすぎて困るのでどんどん刈るし花が咲いた後種が出来る前に切り取っています。そう言えば、高隈山にも野生のツワブキが生えていたし、奄美大島では道ばたにたくさん生えていました。そして2014年に奄美大島で友人と入った名瀬の赤提灯のお通しで煮たツワブキが出てきました。店のスタッフに聞くと奄美ではよく食べられているという事でした。地理的に近いここ大隅半島周辺でも食されているのだろうと思いました。国道220号線に出ると桜島が見えてきました。何回か鹿児島には来ていますが雲1つない快晴の中の桜島は初めてです。2012年12月に来た時は桜島湯ノ平展望所では小雨と濃霧でした(メルマガ&HP No.399)。走って行くと「荒崎パーキングエリア」があり立ち寄りました(P)。ここは桜島のすぐ近く、南側です(4P)。素晴らしい桜島の姿です。この磯は桜島の噴火で飛んできた火山灰で出来ているのでしょうか。海岸沿いに走って行くと桜島の姿が変わってきます(P)。噴煙がはっきり見えてきました。あの日本一の富士山はどこから見ても同じ形だと思っている人も多いと思いますが、よく見ると違いますよ。山梨県人は「山梨側から見た富士山が日本一だ」と言うし、静岡県人は「静岡側からの富士山の方が断然いい」と言います。桜島も同じで見る方角によって山の格好は違うし、どこから見るのが一番かは人それぞれ違うでしょう。ちょうどパーキングがあります。太崎観音で停まってよく見ましょう(3P)。桜島を太崎観音からアップで見るとこんな形です(P)。荒崎とはかなり違いますね。そしてなかなか凜々しくて素晴らしいです。何回もの噴火で山頂付近の山が吹き飛ばされてどんどん形を変えてきたことでしょう。私はこんな桜島が好きです。国分ICから高速道路に乗り福岡に向かいましょう。九州北から南まで5日間で5山登った疲れが出てきます。あくびが出てきたらSA、PAで休みながら行きましょう。最初に休んだのは人吉にある「山江SA」です(2P)。ここには五木の子守歌の石像もありました。次に休んだのは「緑川PA」です(P)。そして最後は「広川SA」でした(P)。走っていて九州のSA、PAは名前に「川」がつくものが多いな、と思いました。他には「山川PA」です。時刻はまだ15時前です。レンタカーを返す時刻には少し早いです。福岡ICの手前に「太宰府IC」がありました。明日電車で太宰府天満宮に行く予定を立てていました。今から車で寄れば明日の自由時間が伸びると思い、急遽太宰府天満宮に寄ることにしました。(次号に続く)