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カテゴリ:朝倉遺跡あれこれ
義景館跡の南方高台にある中の御殿跡は、義景の実母光徳院の館と伝えられています。北側は空濠、西側は急斜面、東側から南側にかけては崖の上にさらに土塁が築かれており、堅固な構えの屋敷に特徴があります。このため、当初は当主の館の一部であったとの見方もあるようです。 中の御殿跡庭園は、園池の広さが約平方70m、深さ約20cm、池の周囲には庭石が10個残っているものの、石組らしきものはみられないという。溝底と池底の高低差が小さいことから、滝を造ることが難しいとされ、平面的な平庭に近い林泉式庭園だったと考えられています。 中の御殿跡では、トイレとみられる石積が発掘されているようです。それも、尿が雨水と一緒に館の外へ流れ出る、水洗便所を想定させるようなものらしい。ただ、これらの石積については、ゴミ溜説など石積がトイレと言い切れない事例も若干あるため、トイレと断定するには至っていないようですが、今後の行方が注目されそうです。 晩秋に撮った朝倉遺跡の写真50枚をフリーページ(随時更新中)で紹介しています。これからは福井県ゆかりの新田義貞、 継体天皇に加えて朝倉遺跡のことも少しづつ日記で紹介していく考えです。また、朝倉遺跡のムービーも一新しました。朝倉遺跡は有名なのでご存知の方も多いと思うのですが、またお時間のある時にご覧頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月03日 13時14分47秒
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