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カテゴリ:継体天皇あれこれ
日本名山の一つ、白山を水源とする越前(福井県)の九頭竜川、加賀(石川県)の手取川、美濃(岐阜県)の長良川・庄川の流域では、6世紀には白山信仰が生まれていたと考えられています。白山は加賀(石川県)、美濃(岐阜県)、越前(福井県)の国境にそびえ、平野部が広がるそれらの流域からは霊峰白山がよく見えるといわれていますが、5世紀半ばから6世紀に九頭竜川流域で活動していた男大迹王(おおとのおう、おほどおう=後の継体天皇)またはその子供らも、美しい白山に向かって祈り、神社らしき建物でも神にお祈りしていたような気がします。 ちなみに、白山信仰については奈良時代の養老元年(717)になると、越前(福井県)麻生津生まれの泰澄が信仰の象徴として白山を開山したと伝えられています。泰澄は14歳の時から越知山(朝日町)で毎日修行、34歳の時には白山登山を決意したといい、さらに36歳の養老元年(717)には、大野の修行先で夢の中に白山の女神と思われる天女があらわれ、これをきっかけに、白山修行登山への思いが強まったといわれています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月05日 14時27分29秒
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