カテゴリ:ダンス・舞台・ボディ
8月いっぱいでジムをやめた。 前から考えてはいたことだけど、本当にやめてしまった。 不思議なくらいだ。 やめてすぐのころは 「本当にやめちゃったんだ・・本当にやめちゃったんだ・・」 と家でつぶやいたりしていた。 そして、夢にまで見た。 やめようとして引き止められる夢。 ささいなことかもしれないが、私の中では大きなことだ。 私の人生の一部となっているダンス、 そして身体づくりの拠点を どこに置くか、どうやって続けていくかの選択だからだ。 このジムは5年も通った。 入るときはネットで調べ、パンフを集め、あちこち見学に行き、 ようやく条件の揃ったところを見つけ、体験レッスンもし、 やっと納得して入会した。 何かを始めるときは、とても慎重なのだ。 そして何かをやめるというのは、私にとってはさらに大きなことだ。 目的の1つであるバレエのクラスが、 条件に合わなくなってきたことが一番大きな要因だが、 ほかにも理由がある。 楽しく気楽にやってはきたけれど、 少数ながら仲のよくなった先生やクラスの人もいたけれど、 私の中ではいつからか閉塞感があった。 惰性で通っているところもあった。 もちろん、得たものもいっぱいある。 個性的なインストラクターの先生たちの姿。 ダンスやバレエのクラスで一緒だったいろんな人たち。 fucchiEとの出会い。 100km大会の挫折も、100km完歩も、ここがあってこその出来事だった。 失いたくないものもあったからこそ迷ってきたけれど、 私はまた次の一歩を踏み出すことに、突然さらっと決めた。 そして実行した。 5年前の私に必要だったことと、今の私に必要なものは違う。 しかしやめると決めてからわかったこともある。 最後にHIPHOPのクラスに出たあと、先生やクラスの人からかえってきた言葉。 一匹狼であまりべたべた仲良くしたり話したりはしなかったけれど、 意外にも私のことを見ていてくれてたんだな、とあらためて感じた。 ほんとに一瞬やめたくなくなるくらい。 H先生に「ダンス好きなんだから!」とぽんと肩を叩かれた。 H先生やI先生の出る11月のイベントを見に行くことを約束した。 何かがつながっていくのかもしれない。 これまで踊ってきたということ。 これからも踊り続けるということ。 とりあえず次の一歩の行く先は、一応目をつけてある。 しかしそこも終着点では決してない。 そこでいったい何を感じ、何を得、どんな人に出会えるだろうか。 流れは、その先いったいどこへ向かうのか。 不安と自由の風の吹く、夏の終わりだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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