290004 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Atelier Mashenka

Atelier Mashenka

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2008.01.25
XML

六本木morph-tokyoにfucchiEのライブを見に行った。
今回は50分の長めの持ち時間なので楽しみ♪

早めに着き、暗いロビーで他の出演者のステージを
ガラス越しにぼーっと眺めていると、
控え室から出てきたのか、ふと後ろを通りかかるfucchiEがすぐ見つけ、
声をかけてくれた。

「今日はがんばりますよ♪」といつもながら明朗な声で、
調子よさそうなのでほっと安心。



今日のfucchiEのライブは、PVによる「星屑の風」から始まった。
大きく映し出される映像。
それから本人が登場し、ピアノの弾き語りで改めて「星屑の風」を奏でた。


星屑の風


弾き語りは10月のライブのときにも披露される予定で聴きたかったけど、
残念ながら北海道旅行と重なってしまい、見にいけなかった。
今回初めてでとても楽しみにしていたけれど、やっぱりよかった。
fucchiEはピアノも歌うように、そしてデリケートに優しく弾く。

ブルーの美しいライティングから始まり、
最後歌い終わりのときは、何ていうんだろう?
水玉模様の、微妙な陰影の深い色のライトが当たり、独特の雰囲気になった。
水底にいるような。
fucchiEの歌声という水に満たされた空間、
そしてそこに斜めに差し込む光のゆらぎのように、ピアノが静かに響く。

そんな水底にいるような気分になったのは私だけだろうか・・・



「サクラサク」や「KONAYUKI」の歌のあとは、
「oh my brother」―弟さんの光(コウ)さんとのコラボ曲。

oh my brother


兄弟だけあって声質が似ている。
時々とても似ていて、不思議な感じがする。

さすがにfucchiEのほうが洗練されているけれど
光さんは光さんで、何というか、ハーモニカの音色や、
とうもろこし畑かポピー畑を思い起こさせる、
素朴でちょっとやんちゃでみずみずしい声をしていて魅力がある。
兄弟デュオはひどくほほえましかった。



「Proud Woman」は、夏のライブのときと同じように、
Makiさんの、Jazzテイストあふれるピアノとのセッションだった。
渋めのライティングでとても雰囲気がよく、かっこよかった。

静かに始まったピアノはだんだん軽快にテンポアップし、
fucchiEはチェアに軽く座り、そんな音とたわむれ、からんで、楽しんで歌っているようで、
ダンスも振り付けもないのに、一種のムーヴメントを感じられた。

fucchiEはどんな曲よりも、より自由に見えた。



がらっと変わって、次はダンサーたちとのコラボ。

SUNRISE!

「SUNRISE!」女の子のダンサー2人をしたがえて、
エネルギッシュなステージング。
声の掛け合いや手振りなど交えて、フロアも一緒に盛り上がる。
私も一緒になって踊りたかったなあ!
こっちまで元気が出てくるような楽しい振り付けと歌だった。



砂の友達

「砂の友達」では、コンテンポラリーダンサーとのコラボ。
これはちょっと意外だった。
コンテンポラリーと組み合わせるとは・・・・

裸足でコンテンポラリー踊るには、床のコンディションがちょっと心配だったけど、
2人のダンサーは難なく、コンテンポラリーらしく滑らかに踊りきっていた。



最後の曲「テノヒラ」は、fucchiE自身の手話による振りで
シンプルに、しかし力強く歌い上げた。
昨年かなりエネルギーを費やしたとコメントしていただけあって、とても響いてきた。

すっと差した1本のスポットライトの下、
手話のシンプルな自然な手の動きと、その歌声で、
彼はひとつの宇宙をつくった。
それを感じたとき、私は彼の全身を大きく写真に撮るのをやめて
その空間をこそ写真におさめなければ!という思いに駆られ、シャッターを切った。

テノヒラ

ケータイ写真なのであの空間の雰囲気を10分の1も写せてないけど・・・


最後の最後の低いフェイクのところさえ、心に響いた。
丁寧に歌いきる姿勢、優しさ、あたたかさ、それを支える強さが、
あの低音のフェイクに凝縮されていた。
多分、耳の不自由な人にも、あの音は身体に響くことだろう。
そう思うと泣きたくなった。

CDもいいけれど、ライブで聴くとその曲が好きになる。
視覚的にももちろんだけど、
歌にこめた想い、伝えようとするものが、立体的に立ち上がってくる。



エンディング
エンディングで出演者を紹介するfucchiE。

華やかなライトの中、にぎやかにライブは終わった。
50分の久々に長めのライブだったし、
さまざまな趣向をこらし、いろんなコラボレーションがあり、とてもよかった。

しかしやはり一番心に刻まれるのは歌声だ。
ダイレクトに、想いが放たれる。それに打たれる。
人の声の偉大さ、不思議さ、熱さ。
fucchiEの歌からまた元気とあたたかさをもらえた夜だった。




fucchiE/「M.E.」



fucchiE/Four Seasons 7 Colors






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.02.14 21:40:40
コメント(0) | コメントを書く
[ダンス・舞台・ボディ] カテゴリの最新記事


PR

Profile

mashenka

mashenka

Recent Posts

Favorite Blog

美しい春画 -北斎… New! 一村雨さん

ブログは移動しまし… コヨーテ3377さん
happy-happy happy-tamachanさん
take it easy!! 【masashi】さん
松峰な世界 松峰さん
ロルファーサイトウ… M Saitoさん
reichel!の美味しい… reichel!さん
地方暮らしが変える1… かじけいこさん
お気楽! 幸せの種… れおなるど21さん
クサノタヨリ すもも5970さん

Comments

mashenka@ Re[1]:生誕120年 棟方志功展(11/12) 一村雨さんへ お久しぶりです! 私もうな…
一村雨@ Re:生誕120年 棟方志功展(11/12) お久しぶりです。 この展覧会、棟方志功の…
mashenka@ Re[1]:サントリー美術館「京都・智積院の名宝」(01/21) 一村雨さんへ 素晴らしい障壁画でしたね…
一村雨@ Re:サントリー美術館「京都・智積院の名宝」(01/21) 安部龍太郎の「等伯」を読んで、この親子…
mashenka@ Re[1]:横山操「ウォール街」(10/31) 一村雨さんへ 横山操の手にかかるとNYの…

Freepage List

Calendar

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07

© Rakuten Group, Inc.
X