カテゴリ:ダンス・舞台・ボディ
Nちゃんを見送ったあと、Yさんの依頼でパソコンの作業をちょちょっとしたら、 そのお礼にとYさんに食事に誘われた。 近くに新しく出来たインド料理屋さんに行った。 インドのビールを飲み、手のひら3枚分くらいの大きなナンに ほうれん草のカレーやシーフードカレーをのせて食べながら いろいろ熱く語り合った。 Yさんとは、4年前に出会い、走墨を学び始め、 理想を熱く語り合い、お仕事をいただいたり、 私の仕事について相談にのっていただいたり。 いつもパワーをもらい、語り出すとお互い止まらなくなって面白い。 昨年、私がひどくパワーも自信もなく、甘えと依頼心が出ていたときには シビアにがつんと活を入れられた。 悔しく情けなく、それをバネにして1つとりあえず実現してしまったものもある。 本当はそんなに年齢の差はないのに、人生のキャリアはずいぶんずいぶん違う。 その前向きな姿勢と、人脈と、ガッツとに感嘆してしまう。 Yさんは小さなイベントスペースを春から本格的に始動するらしく、 まずは和の伝統芸能の企画を定期的に開催するという。 Nちゃんの琵琶のライブはその第3弾に採用となったのだ。 私はイベントスペースの話を聞いてから、とても興奮していた。 ひそかに、今年はダンスのライブをやる場所を探すつもりだったから。 ライブをやりたいと告げるとあっさりとOKをもらえた。 走墨作品展が秋だから、晩秋になる予定で、 ここ数年望んでいたことが思いがけず近いところで実現することになった。 私は興奮し、高揚していた。 これこそが一番に望んでいたことであり、ずっとつまづいていた最大のことだった。 友人たちと組んでいたユニットを解散してから8年、 最後の舞台に立ってから7年、 離婚して多くを失ってから6年、 生活を立て直し、傷や悩みと闘い、 ジムで細々とダンスを続けながら、はいつくばるように歩んできた。 そして昨年はジムもやめた。 そこには先がなかったから。 ステージの可能性を踏まえて友人や知人に声をかけたり、 ライブスペースのある店とつながりができたり、 ここ数年の間、何度か契機はあったけれど、ことごとくうまく進まなかった。 私に力も自信も足りなかったせいもある。 それがようやくここまで来た。 急な巡り合わせでこうなった。 急に生き生きと全てが色づいて見える。 ステージをやること。 そのたった1つの可能性だけでこんなにも変わる。 やっとここまで来た。 昨年はこの話が来ても、こんなふうになれなかっただろう。 昨年を乗り越えなければ、ステージは無理だっただろう。 ちゃんと時期というものがあって、回っている、と感じた。 先週浴びた、あの象徴的なフラッシュライト。 あの瞬間が鮮やかに立ち上がってき、今を照らし出す。 心臓がわななく。 広春先生の描いてくださった走墨作品、ダンサーの絵も 私を後押ししてくれているように象徴的だ。 今年は詩集をつくり、走墨作品展にいいものを出す、と思っていたけれど、 ひそかに一番願っていたダンスの場も持てそうで、 一気にヒートアップしてしまった。 欲張りだと言われようと、詩、アート、ダンスは私の中の3本柱だ。 そのすべてが今年に集結して叶われようとしている。 ブランクも大きすぎるし、本当にすべてし遂げられるか途方にくれもする。 でも、後はやるだけ。 深く沈みこんだら、後はジャンプするだけ。 思い切り深呼吸して、空に身を投じて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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