テーマ:ダンスの話しようよ!(1411)
カテゴリ:ダンス・舞台・ボディ
↑"鳥"の書画作品をバックに。 ↑これらは静止した振りではなく、動きの中の一瞬の姿。 フォトグラファーがよく捉えて下さり、感謝! ↑右手で左手をつかむ仕草は、自己の二重性とその相克を象徴させてみた。 理性と本能、束縛と解放、罰する者と罰せられる者・・etc. 特に技術やジャンプ力や若さや柔らかさがあるわけではない自分に、 どうしたら印象的な踊りを創れるか、追求した。 特性である腕の長さと、自分の世界を表現する志向性・感性だけを武器に、 半年間格闘した作品。 曲はハンガリーの音楽家、コダーイのチェロソナタの冒頭3分。 昨年から奮闘して取り組んでいた"三位一体プロジェクト"、 自分の中の、詩とアートとダンスの融合を目指してきた。 自作の詩、5篇を元に、書画を描き、手作り本に仕立て上げ、 昨年は銀座のギャラリー、今年に入り新宿、NYのブックフェアにそれぞれ出品した。 そしてダンス作品"鳥葬"により"三位一体プロジェクト"を体現できたと思う。 長かった・・3月にNYで踊るのはイベント中止で叶わなかったし、 5曲のうち4曲は振付したものの、披露できたのは1曲だけになってしまったが、 その代わり丁寧にじっくり取り組めたので、満足&ほっとしている。 「鳥葬」 あなたが大きな鳥なら 私の肉体を食い散らすがいい 腕を胸を脚を あなたに与えよう 怒りのくちばしで皮膚を食い破り 憎しみの爪で肉をもぎとり 哀しみの声で心臓をつんざき ついばめ ついばめ どんなに近くにいても 心だけは あなたに明け渡すことはなかった その遺恨を葬れ やがて 一陣の風が むくろを吹きさらし 死臭を運ぶ からから渇いた骨になっても あなたの涙は なお 痛い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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