越谷市指定有形文化財 旧東方村中村家住宅(埼玉県越谷市)
【訪問日:2019(平成31)年3月9日(土)】※ 越谷市公式HPより 旧東方村中村家住宅はもと武蔵国埼玉郡八条領東方村(ひがしかたむら・現越谷市大成町)にあったもので、東方村下組の名主を勤めた中村家の居宅です。 東方村は元禄11年(1698年)に幕府領から忍領に組み入れられ、近隣の見田方(みたかた)、南百(なんど)、四条(しじょう)、別府(べっぷ)、千疋(せんびき)、麦塚(むぎつか)、柿ノ木(かきのき)の各村とともに廃藩置県まで忍領となっていました。下組中村家の記録によると、旧東方村中村家住宅は安永元年(1772年)に建築されたと記されていて、建築年代の確認できるものでは越谷市最古の住宅と言われています。本住宅は家人の生活の必要の為、ところどころに増改築がされていますが、江戸時代における村役人の家の構造を今に伝える貴重な建造物といえます。 施設内に併設する展示室には、同じ地域内に存在する見田方遺跡から出土した土器等の出土品も展示しています。 生涯学習や学校教育などにおける地域学習などにぜひご利用ください。〈越谷市指定有形文化財 旧東方村中村家住宅:埼玉県越谷市レイクタウン九丁目51〉