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テーマ:寺社仏閣巡りましょ♪(2893)
カテゴリ:歴史同好会(その他)
【参加日:2022年(令和4年)6月19日(日)】
八條八幡神社の本殿見学会に参加してきました。 ※ 公式HPより 八條八幡神社は宝徳年間(1449~1452)に山城国から八幡大神、武蔵国岩槻から久伊豆大神、同大宮から氷川大神の三神を併せ祀ったのが始まりと伝えられています。他の八幡神社と呼び分けるために「八條八幡神社」と呼称します。 登録文化財となる本殿は明治24年(1891)に再建されたもので、おびただしい彫刻が目につきます。柱や桁の木口の丸彫彫刻は勿論、向拝柱には昇降対になった竜の彫刻が見られ、柱や桁等が交差する隙間には、厚肉彫りの人間や鳥獣を施し、桁や梁の表面にも水波文様やそこに遊ぶ魚類があふれるように配されています。中でも注目されるのは両側面及び妻飾の彫刻で、明治22年2月11日に公布された「大日本帝国憲法」の発布式や御前会議の様子を題材としています。西側妻飾には、明治天皇と思われる人物から「憲法」と刻まれた奉書を受け取る様子が彫刻されています。 埼玉県内の社寺建築は江戸時代から彫刻類で満たされるようになり、この本殿もその特質をよく受け継いでいます。一方で彫刻の題材は、明治時代以降の社会情勢を投影した大日本帝国憲法発布式及び御前会議を画題としており、時事を題材とする彫刻は希少です。 ※ 御前会議の様子 ※ 西側妻飾の、明治天皇と思われる人物から「憲法」と刻まれた奉書を受け取る様子 ※ 明治22年2月11日に公布された「大日本帝国憲法」の発布式 ※ 向拝柱には昇降対になった竜の彫刻 〈八條八幡神社:埼玉県八潮市八條4067-2〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月19日 20時04分39秒
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