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カテゴリ:歴史同好会(その他)
【見た日:2024年(令和6年)4月10日(水)】
※ 公式HPより さいたま市指定有形文化財「旧坂東家住宅」を、建築当初の位置に解体復原し博物館として利用しています。生きている民家をテーマに、季節の行事の再現とその公開、建物を利用した様々な展示やイベント等を行っています。敷地には斜面林が隣接し、加田屋新田が望め、かつての見沼田んぼの風景を見ることができます。 旧坂東家住宅は片柳の加田屋新田を開発した、坂東家の旧宅をほぼ同じ位置に復原したものです。 寄棟造り、茅葺の建物で、建坪は87坪(約286平方メートル)。江戸時代の末、安政4年(1857年)の建立で、式台を持つ格式の高い住宅です。 旧坂東家住宅は3時期にわたって造られたと考えられており、床上部分が安政4年の建立であることが柱のほぞ穴の墨書により判明しています。土間部分の建立はこれより古く、中二階を持つ建物背面に突出した八畳の部屋が一番新しいものとされていますが、建築年代にあまり大きな差はないと考えられています。 向かって右手の土間は建物の間口約半分を占め、土間部分は壁により「うまや」、「おとこべや」、「みそべや」等の部屋に仕切られており、「うまや」の部分は南側に張り出しています。床上部分の「おくざしき」から続いて「かって」とよばれる板の間があり、土間側に囲炉裏が設置されています。 床上部分は六間取りで「おくざしき」の南側には「おもて」があり、「おくざしき」から続く中二階を持つ「はちじょう」が建物北側に突き出しています。次に「ざしき」と「げんかん」があり、「げんかん」には身分の高い人を迎える式台がついています。西側は「おく」、「おくでい」と呼ばれる部屋で、「おくでい」には床の間と付書院があります。西側の「ろうか」の奥には湯殿と便所を設けています。 このように、旧坂東家住宅はこの地の名主の屋敷としての規模と格式を備えた家となっています。 ※ 旧坂東家住宅見沼くらしっく館(埼玉県さいたま市見沼区片柳1266-2) ※ 茅葺屋根 ※ 破風飾り ※ おしゃもじ様 ※ 八丁注連(はっちょうじめ) ※ 大好物、力石 ※ 現家主の蔵 〈旧坂東家住宅見沼くらしっく館(埼玉県さいたま市見沼区片柳1266-2)〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月11日 21時34分11秒
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