【見た日:2024年(令和6年)5月22日(水)】
※ 公式HPより
日本経緯度原点は、日本における地理学的経緯度を決めるための基準となる点であり、測量法施行令(昭和24年政令第322号)第2条第1項において、その数値が定められています。
1892年(明治25年)に東京天文台の子午環の中心を日本経緯度原点と定めました。
その後、1923年(大正12年)の関東大地震により、子午環が崩壊したため、日本経緯度原点の位置に金属標を設置しました。
2001年(平成13年)に測量法が改正され、測量の基準として世界測地系を採用することになり、金属標の十字の交点が日本経緯度原点の地点となりました。原点の経度、緯度及び方位角の数値は、VLBI、GNSS等の宇宙測地技術を用いて定めたものです。
さらに、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響による地殻変動が観測されたため、2011年(平成23年)10月21日に、次の数値に改定されました。
経度 東経 139°44′28.8869”
緯度 北緯 35°39′29.1572”
原点方位角 32°20′46.209”
(つくば超長基線電波干渉計観測点に対する値)
※ 日本経緯度原点
〈日本経緯度原点(東京都港区麻布台2-2-1)〉