【見た日:2024年(令和6年)5月22日(水)】
※ 公式HPより
国土地理院は、国会前庭にある「日本水準原点」の隣に、電子基準点「東京千代田」を設置し、2018年3月26日から、準天頂衛星システム(みちびき)やGPSなどの観測を始めます。都心での測量が効率化するとともに、全国の標高の基準である日本水準原点の変動をモニターできるようになり、大きな地殻変動が生じた場合でも円滑な測量が可能になります。
電子基準点は全国に1,300箇所設置され、東京23区では「足立」、「練馬」、「世田谷」にありますが、今まで都心にはありませんでした。今回の千代田区永田町への設置により、都心で電子基準点を用いる測量の観測時間を半減できるなど、測量の効率化が可能となります。
社会基盤の海外展開の一つとして電子基準点への関心が高まっています。都心の交通の便の良さを生かし、来日した関係者に対する、電子基準点のショーケースにもなります。
電子基準点「東京千代田」は、我が国の標高の基準となっている「日本水準原点」と同じ地盤に設置されており、その変動を衛星測位でモニターできます。万一、首都直下地震等によって都心の標高が変わっても、衛星測位により従来の水準測量より遙かに早く変動量を把握でき、その後の測量が円滑に進みます。
※ 電子基準点「東京千代田」(東京都千代田区)
〈電子基準点「東京千代田」(東京都千代田区永田町1-1)〉