カテゴリ:【ホテルミラコスタ 宿泊】
(…その2から続く) さて、今夜のビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~。 スタート時刻は19:15と告知されています。 太陽がホテルミラコスタのアラビアンコースト側ウイングの陰に消え あたりが薄暗くなってきた18:40くらいからは、私達はちょこっとだけバルコニーに出てハーバー水上のショー準備の進捗状況を見ては すぐまた室内に戻る ということを繰り返して過ごしていました。 「…あと15分で… 」 というお馴染みのショー開始予告の男声アナウンスがメディテレーニアンハーバー一帯に流れた19:00頃には、水上にはバージが勢ぞろいし 中央の大きな機材も背を伸ばして準備は既に万端。 バルコニーから眺める水域を囲む鑑賞エリアはゲストで埋め尽くされて動く人影も少なくなり、誘導のキャストさん達が頭上で大きく振っているらしい薄黄色い光ばかりが目立つようになりました。 見ると、お隣にずーっと並んでいるバルコニーにはどのお部屋もご宿泊の皆さんが出てきていて 手すりにもたれかかったり縁石に腰をおろしたりしてショーの開始を待っていらっしゃる様子です。 特に 数多くいらっしゃった各部屋のお子さんたちはもう待ちきれないようで、心の中のワクワクが体の外に出ちゃってるみたいなはしゃぎっぷりで とっても可愛らしく微笑ましかったです。 そんな姿を見ていて、私は 小さなお子さんがいらっしゃるファミリーやグループにはバルコニールームはもってこいだなあ と実感しましたよ。 (お部屋ごとについているバルコニーは決して広いわけではありませんが、滞在中はひとりじめできるスペースですからね~ ショーを待つ間も鑑賞している時も周囲を気にせず立ったり座ったり自由に動き回れますし、みんなでおしゃべりしながらショーを観ることもできますし、なんならショー待ち中のお手洗いだってすぐに利用できます。 お子さんと一緒にショー鑑賞する場所としては最高に便利で快適だと思いますよ~ キャラクターを見るにはちょっと遠いですけれど。) 夫と私も ここから先はバルコニーに出てショー開始時刻が近づくハーバーを見守ることにしました。 そして19:15。 ミッキーとミニーの可愛いおしゃべりでショーが始まると、私達のいるバルコニーはまるごと「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」の世界の中に取り込まれたようになっていきました。 なにしろ、前方の水上で繰り広げられる光のスペクタクルに加え、ホテルミラコスタの外壁に「これでもか!」という感じで次から次へと投影されるさまざまな映像が左から右からと私達にどんどん迫ってくるのですから。 それに「音」もまた、ハーバーのあちこちで発せられる音や音楽が私達をぐるっと囲む建物に跳ね返ってバルコニーに降り注ぐように感じられるのです。 途中でふと振り返り見上げると(当然ですが)私達の背後の外壁にも映像は流れるように投影されていて、 …ということは今ここに立ってハーバーを眺めている私達の身体もスクリーンの一部 ショーの一部になっているのだなあ… と、なんだか不思議な気持ちになりましたよ。 また、こちらのバルコニーはピアッツアトポリーノ中央に少しですが突き出しているような環境なので、まるでショーの中にぽーんと放り込まれたような没入感も感じることができます。 とにかくこんな感じなので、今回の客室からの鑑賞では …ショーの構成がなんちゃらかんちゃら…アニメーション映像が多すぎてどうのこうの… といういつもの屁理屈はどこかに吹っ飛んでしまい、「360度すっぽり光と音と色彩に包まれてしまった」ことに圧倒されて、さすがにディズニーアニメーションのストーリーに疎い私でも この状況に置かれてしまっては何か心を動かされるものがありました。 何をどう説明しても この場所での体験を写真と言葉だけで伝えるのは難しそうです。 ―― うわあ これはすごいなあ… 凄い っていう言葉は、こんな時についつい口から出ちゃうものなのですねえ。 バルコニーから水域までは距離があるのでバージ上のキャラクター達の姿を肉眼でとらえるのはなかなか難しいですが、彼ら彼女らにはかなり強めの照明が当たっているので全く見えないというわけでもありません。 (夫は最近はエルサの変身シーンがお気に入りのようです) (最後の最後にしか登場してこないミッキーミニーのご両人もなんとか確認できました) (プリンセスチームの皆さんは動きが優雅なので写真撮影しやすいようですよ) キャラクター達が水上から姿を消し、音楽が終了し、メディテレーニアンハーバー一帯の街灯に光が戻り。 ホテルミラコスタを浮かび上がらせていた夢の中の映像が現実の照明に切り替わるころには、時刻は19:50近くになっていました。 そうして 再び大きく人波が動き始めたのを確認してから、私達は室内に戻りました。 その後は、さきほどのショー鑑賞でこの部屋の素晴らしさを再認識してしまったこともあってサローネに伺う気にもならず、窓を大きく開け放したまま室内の窓辺で過ごしました。 やがて20:45くらいだったでしょうか、パーク内には閉園時刻が近いことを知らせるアナウンスが流れ、続いて21:00ちょうどには いよいよ閉園時刻を迎えたことを告げるアナウンスも流れました。 が、バルコニーに出て見下ろすと ピアッツアトポリーノはまだまだ日中とそう変わりない数のゲストの姿が。 数年前までは22:00まで正式に営業していたパークですもの。 21:00までの営業では ついついギリギリまで遊んでしまう皆さんが多いのも無理はないのかもしれません。 閉園時刻が過ぎたことを知らせる男声アナウンスは、その後も21:15頃と21:25頃に(それぞれ二回ずつ繰り返して)流れました。 (10分ごとに流すようにしてるのかなー って思っちゃいましたよ。) 帰りに向かってピアッツアトポリーノを横切っていくゲストはまだまだ多いようでしたが、このころには遠くのポンテヴェッキオの上やプロメテウス火山の麓には 警備のキャストさんが点検のために隅々を照らしていると思われるサーチライトの光がちらちらと見えるようになってきました。 その動き回る小さな光は時間が経つにつれてだんだん大きくなっていって 私達のいるホテルミラコスタの方へどんどん近づいてきて、21:35。 閉園アナウンスがまたしても流れる頃、その光の持ち主たちはついに ゲストが誰もいなくなったピアッツアトポリーノに姿を現しました。 植え込みの陰もレストランの軒下も 光で照らして細かく見回る警備のキャストさん達。 パークの奥の方からそれぞれ順に最後の点検作業をしながらこの広場まで辿り着いたと思われる大勢の警備キャストさん達は やがて全員がいったんミラコスタ通りの中へと消えて行ったと思うと、そのうちの幾名かは再度ピアッツアトポリーノに戻っていらして ホテルミラコスタの客室の窓に向かって手を振りながら去っていきました。 そんな中、21:45。 またまた流れる閉園のアナウンス。 (やっぱり10分おきに流れるのか…) このころには、パーク内は 各施設の閉店作業を終えた制服姿のキャストさんが時折通り過ぎる他は もう誰もいなくなりました。 ――今日のパークも本当に本当の活動終了か。 私はこのあたりでバルコニーを離れ室内に戻り、パーク内の気配を感じられるように窓のガラス扉は開けたまま シフォンのカーテンだけをゆるやかに閉じることにしました。 22:30には パーク内に流れていたBGMがぱたっと唐突に止まりました。 音楽の聞こえなくなったディズニーシーのメディテレーニアンハーバー水上では、その後 出演者の姿も映像もない記号と色だけが表示されたバージが登場して、おそらくビリーヴ!の夜間リハーサル(というよりは船の操作や位置の確認だと思われます)が行われていたようでした。 音も照明も全くない中の粛々としたこの作業は 一時間ほどかけて二回繰り返して行われていたようでした。 気付けば日付も変わり、ぼーーっとハーバーを見つめ続けてる間に東京ディズニーシーにはもう「明日」がやってきてしまった! と慌てた私は、ようやくバルコニーを離れてベッドに入り 眠る努力をすることにしました。 ガラス窓を開け放てば メディテレーニアンハーバーがすぐそこにあるお部屋。 やっぱりなかなか眠れないけれど、明日の楽しいことのためにも目を閉じなければ ね。 おやすみなさい。 (翌日につづく) ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2024 10:49:30 AM
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