カテゴリ:【ファンタジースプリングスホテル 宿泊】
(…その1から続く) 初めて訪れた見通しのきかない森の中で 少々道を間違えそうになりながらも、雪と氷の世界「フローズンキングダム」にたどり着いたのは8:40過ぎ頃でした。 エリアの入口には王国の紋章が刻まれた城門があり、ここから先がアレンデールだ ということがすぐにわかりました。 さっそく門の中へと入っていくと、正面の遥か遠くの方には天に向かってそびえる雪山。 山の中腹から生えているように見える幾つもの尖塔は、エルサがその特殊な能力で生み出した氷の宮殿でしょうか。 城門を入ってすぐの広場に視線を戻すと、右手側に見えているお城は アナとエルサが暮らしていたお家「アレンデール城」のようですね~ こちらのお城の建物の中は、パークの施設としては「アレンデール・ロイヤルバンケット」という名前のレストランとして使われているそうです。 (今日現在 こちらのレストランを利用するには、モバイルオーダーで事前に受け取り時間を指定して注文を済ませておく必要があります。 バケーションパッケージのフリードリンク券を持っているゲストは、お店の入口で提示すればドリンクのみに限り利用できます。) このアレンデール城の前を通り過ぎてさらに進んで行くと、正面にアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」の建物があって、その前には多数のキャストさんがいらして入場についての案内をしてくださっていました。 きけば、 「ファンタジースプリングス・マジックをお持ちの方で、すぐに乗りたい方は左の『プライオリティ・アクセス・エントランス』の方にお並びください。建物の中をゆっくり見てから乗りたい方は右側にお進みください」 …とのこと。 右側の入口は本来「スタンバイパス」を取得した方を案内する列だそうですが、この時間帯(8:45前くらい)はまだ対象のゲストがいらっしゃらないため(スタンバイパスの対応時間は開園時間から少し経ってからとのこと)、建物の中の部屋をゆっくり自由に回ることができるのだそうです。 ―― えーっ すぐ乗れる方に行くー?? どうするー?? …と少し迷いましたけれど、キャストさんが小さな声で「お部屋の中を見て回れる列はこの後どんどん混んでくると思うので、お写真など撮りたいなら今の方が… 」と囁かれたので、私達は思い切って右側のスタンバイパス用の列を進むことにしました。 (スタンバイパスを所持していらっしゃる方々がファンタジースプリングスのエリアに入ってくると、こちらのロープ内も多くの方に埋め尽くされるのでしょうか。) そうして建物の中へ入っていくと、まず最初はこんなお部屋に出ました。 壁の書棚にはアナとエルサの子供時代の姿も。 まだご両親が健在だったころの 楽しそうなピクニックの思い出を描いたと思われる絵画も飾られていました。 アレンデールが数々の困難を乗り越えて平和になった後のものだと思われる こんな穏やかな表情の肖像画もありました。 部屋の奥の三角の窓の外には時々オラフもやってきて、ちょっと窓の中を覗いては帰っていくようでしたよ。 この部屋を出ると 外の雪景色が見えるガレージのような作業部屋のような場所があって... そこを通り過ぎて進むと次はとても小さなお部屋で、壁には楽器や楽譜 床には木馬やお人形が置かれていました。 子供部屋なのかな? 中央には 小さなお人形が出たり入ったりする楽しいドールハウスも飾られていました。 そして、乗り場に着く前の最後の大きな部屋。 壁には書棚やたくさんの肖像画。 映画の中のアレンデール城のシーンに登場していた肖像画もあったようでした。 大きな暖炉にはアレンデールの紋章も。 ここまでゆっくり歩いていろいろなお部屋を見終わって 時刻は8:57頃。 私達の場合は、建物の中を全て見て回るのには10分ちょっとの時間がかかりました。 その後このお部屋の出口でプライオリティ・アクセス・エントランス(すぐ乗る列)から入場していらした方々と合流し、乗り場へ向かうことになります。 私達がキャストさんに人数を告げて舟着き場まで案内され、藤のような花の咲き誇る水路から雪と氷の世界へと出発することができたのは 9:00を少し過ぎた頃のことでした。 さて。 グランドオープン前から大人気だったという「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、ひとことで言うと 映画「アナと雪の女王」で描かれた姉妹の物語を舟に乗って辿っていくアトラクションでした。 二人の子供時代のエピソードから成長してエルサがアレンデールの女王として冠を戴くことになるその日の出来事、その後の紆余曲折が、アニメーションではなくさまざまな最新の技術の力によって 舟に乗って水路を巡る私達の目の前で立体的に再現されていくのです。 もちろん、途中では皆さんのよく知るあの名曲も聴くことができ、まるでアニメーション映画の中に入り込んでしまったかのような体験をすることができます。 最後、凍りついてしまった世界が元に戻っていく場面などは、そんなに熱心なファンでもない私ですらびっくりして心揺さぶられ 声が出そうになってしまいました。 いやあ すごいなあ... って、素直に驚いちゃいましたよ~ アレンデールの幸せな結末を見届け、舟から下りたのは9:10くらい。 10分弱の小さな舟旅は 姉妹の心の物語を巡る旅でもありました。 ディズニーアニメーション作品のストーリーを丸ごとそのまま辿るアトラクションというのは既にディズニーランドのファンタジーランドにも存在していると思いますが、このアトラクションが他と比べて際立って素晴らしいのは その仕上がりが非常に「ドラマティック」である という点にあると私は思います。 きっと作品自体の持つ力の大きさ 強さもあるのかもしれませんし、アトラクションにどんなシーンを採用するか その選び方が極めて秀逸だったのかもしれませんけれど、映画などの映像作品や舞台やミュージカルではなく「いちテーマパークのいちアトラクション」で これほどまでにその語り方に心を動かされる経験をしたことは私はかつて一度もありません。 既にこのアトラクションを体験した皆さんがSNSなどで「うまく感想を話すことができない!」という混乱にも似た感動を吐露していらした理由が、きょう体験してみて初めてわかりましたよ。 また、このアトラクションにはシステムトラブルが頻発してよく「運営中止」になっている という噂の理由も、乗ってみてよーくわかりました。 なるほど、これだけ人の心を動かすためには多種多様な技術を複雑に組み合わせて運用せねばならず、その制御にはおそらく大変な労力を要するのでしょうね。 納得しましたよ。 グランドオープン後、アトラクション全体が安定的に稼働できるように毎日力を尽くしてくださっている皆さんには本当に頭が下がる思いでした。 アトラクションの建物から出た後は、門の外に広がるアレンデールの町(城下町?)を見に行きました。 映画の中で見た、人々が暮らす北欧の町が再現されています。 そんなに広くはありませんけれど、ファンの方などはカメラに収めたい場所がたくさんあると思いますよ。 私も もう一度「アナと雪の女王」の映画を観直したくなりました。 さてさて。 ファンタジースプリングス内にある3エリア4つのアトラクションのうち、これで2エリア3つに行くことができました。 あと まだ行ってないのは「ラプンツェルの森」エリアにあるアトラクションだけですが… なんだか入園直後よりもゲストが増えてきたような気がするし、そろそろこのあたりで朝方通り過ぎちゃったショップ「ファンタジースプリングス・ギフト」へ行っておかないと混雑してきそうな気がしたので、私達はいったんショップのあるホテル前まで戻ることにしました。 ファンタジースプリングスホテルの建物一階部分にある「ファンタジースプリングス・ギフト」に入ったのは9:20少し前頃だったと思います。 このお店、なんとホテル側には入口が無く、パーク側からしか入ることができません。 (ホテルミラコスタの一階部分にあるのにミラコスタからは入れないエンポーリオのようなものでしょうかね~) この時間は入店制限もまだしておらず、自由に店内に入ることができました。 お店に入ると 正面には大きな「本」のディスプレイ。 そしてこのお店も天井がすばらしくきれい。 いかにもファンタジースプリングスホテルの一部という感じの内装です。 (ホテル側から入れないのが本当に不思議ですが、しょうがありません。) 店内の柱には ファンタジースプリングスを見つけてこの土地に別荘(ホテル)を建てたといわれるダッチェスのエピソードを記したボードなども飾られていました。 私はこのお店の隅から隅までをじっくり見て、30分ほどかけてお買い物をしました。 入店した9:20頃には店内はまだそんなに混んでいなかったのですが、レジに並んだ9:50頃にはゲストも随分と増えてきていて お店には私服のキャストさんも姿を見せて対応にあたっていらしたようでしたので、混雑一歩手前の良いタイミングでお買い物できてラッキーだったなあ と思いました。 会計を済ませてお店の外に出ると、ホテルの前ではちょうどアナとエルサがグリーティングの最中でした。 個別のグリーティングができる待ち列は既に締め切られていて並べなくなっていたので、キャストさんが指定する少し離れた正面を外れた場所から覗き見… ゲストの中にはアナとエルサと同じ衣装を身に着けた小さなプリンセスもとても多く、微笑ましい可愛らしいやりとりもたくさん見ることができて幸せな気分になりました。 ファンタジースプリングスというこの場に似つかわしい光景を見ることができて良かったです。 (その3 に つづく・・・) ※ホテル前には「魔法使いの弟子」に扮したミッキーの噴水も ※ゴミ箱にも美しいエリアのロゴ…思わず写真撮っちゃいました ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 19, 2024 11:52:36 AM
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