カテゴリ:【ファンタジースプリングスホテル 宿泊】
(…その4から続く) ファンタジースプリングス・エントランスからパークに再入園したのは16:40になる少し前でした。 そもそも今回ふたたびファンタジースプリングス(ホテル&パーク)を訪れようと思い立ったそのきっかけは「前回の訪問で体験できなかったことをしたい」ということだったので、これから閉園時間までの残り4時間ちょっとは 前回じゅうぶんにできなかったことをするために費やしたいと思います。 というわけで、まずは前回は行くことができなかった迷子たち(ロストキッズ)のレストラン「ルックアウト・クックアウト」へ行ってビールでも飲もう と早速モバイルオーダーを入れることにしました。(モバイルオーダー必須なので。) でも ちょっと待って! その前にピーターパンのネバーランドアドベンチャーに行っておいた方がいいんじゃない? ネバーランドアドベンチャーには今日はまだ一回しか乗ってないし、食後に乗っても大丈夫 ということは午前中の体験でわかったけど、さすがに飲酒はね… …と 大人なので乗車前の飲酒は自粛することにし、受け取り時間をアトラクション体験後の17:10過ぎに設定してルックアウト・クックアウトのモバイルオーダーを完了してから ピーターパンのネバーランドアドベンチャー入口へと向かいました。 プライオリティアクセス・エントランスを入ったのは16:43くらいでしたが、スタンバイパス所有の方々との合流ポイントを過ぎてからは今回もやはりそれなりに時間がかかり 前室を経て冒険に出発したのは16:55くらいでした。 少々強引なピーターパンに引っ張られ、ウェンディに嫉妬してご機嫌ななめなティンカーベルもなんとか気を取り直してみんなに魔法の粉をかけてくれて。 さあ ネバーランドへ行くぞー! …と思ったその時、どういうわけだか私達の乗った小さな船は唐突に停止してしまいました。 そして、暗闇だったアトラクション内には煌々と照明が点灯。 ・・・・・どういうこと? 数分後キャストさんのアナウンスが入り、アトラクションがシステムトラブルのため運休になったのでこのまま退出になる ということと、今回の体験中止の代替措置として「マルチエクスペリエンス・パス」が付与される ということが告げられました。 なんと。 私達、ファンタジースプリングス内のアトラクションで乗車中に「システムトラブルで停止」の憂き目に遭ったのはこれが初めてです。 (どのアトラクションも頻繁にシステム調整になってよく停まる という噂だけは聞いていましたけれど。) 「前回体験できなかったことをしたい」という願望が、こんなおかしな形でまずひとつ実現してしまうことになりました。 私達が閉じ込められていた船から解放されるまでにはそれから20分ほどがかかり(ルックアウト・クックアウトのモバイルオーダー受け取り時間は待機している間に変更しました)、一人ずつ船から降ろしていただいた後はキャストさんの誘導でアトラクションの退出口まで歩いて向かいました。 最後にひとりひとりスマートフォンのパスポートに「マルチエクスペリエンス・パス(本日中なら他の殆どのアトラクションでも待たずに乗れるパス)」の記録を付けていただいて 私達はアトラクション建物から出ました。 (17:18頃。) 一般的にはあまり嬉しくないことかもしれませんけれど、全てが初めてのことだったので まあ「おもしろい体験をした」と思うことにしましたよ~ その後、モバイルオーダー受け取り時刻を変更してあった「ルックアウト・クックアウト」へ。 こちらのお店は、ピーターパンのネバーランドアドベンチャーのすぐそばにあります。 前回来た時は立ち寄る時間が無くて建物前で写真を撮っただけなので、お店の中に足を踏み入れるのはこれが初めてです。 入ってみると内部はユカタンベースキャンプのような半屋外の造りになっていて、レストランというよりはちょっとした休憩所といった佇まい。 ロストキッズたちが海岸や森で拾い集めてきた材料で建てた隠れ家だそうですから、あちこち少しずつ曲がっていてなんか建付けが危なっかしい感じがするのもまあ仕方がないでしょう。 壁の棚も棚板がちょっとちぐはぐ、傾いています。 (これで棚といえるのかどうか は不明です。) (壁にはネバーランドの地図が。) メニューの方は お食事というよりは子供たちの好きな「おやつ」が中心のようでしたので、私達は「ロストキッズスナックボックス」を二種類(バターカレーチキンとレモンティーチキン)を注文しました。 それに、生ビールとピクシーダストソーダを。 スナックボックスの中身はチキンとポップオーバー以外は純粋な「スナック菓子」の詰め合わせでした。 (えびせんとかバナナチップスとか。スポンサーがスナック菓子のメーカーさんなのですね~) 大人にとってはビールの良いおつまみです。 ピクシーダストソーダの方は、混ぜて楽しく飲んでも美味しかったそう(夫談)。 (上にのってる星の味が気になったので、 何でできてるの? と夫に聞いたら「何言ってるの?ピクシーダストに決まってるじゃん!」とのことでした。以上。) 野性の子供部屋のようなルックアウト・クックアウトを出ると、時刻はまもなく18:00。 暗くなってきたし、ラプンツェルのランタンフェスティバルへでも行こうか。 きっと雰囲気いいんじゃない? そう思ってラプンツェルの森へ行くと、「ただいまプライオリティアクセス・エントランスは乗り場まで35分以上の待ち時間をいただいております」とのこと。 なるほど、さきほど私達も巻き込まれたシステムダウンの際に発券付与された「マルチエクスペリエンス・パス」を所持したゲストの皆さんが 一時的に集中しているのですね~ こんな調子じゃファンタジースプリングス内はしばらくの間どこへ行っても同じような混雑だろうな と考えた私達は、「マルチエクスペリエンス・パス」を使うためにいったんここを離れて外の世界に行くことにしました。 洞窟を通り抜けエントリーウェイを歩いてファンタジースプリングスの外へ出て。 …で、何に乗る? スマートフォンのアプリを開いて付与された赤いパスの注意書きをよく読むと「ソアリン」だって「トイストーリーマニア」だって使える と書いてありましたけれど、お昼ごろそちら方面まで行って帰ってきた私達にはもう一回プロメテウス火山の向こう側まで往復する元気はありません。 ―― だったら、そうだ! フライングカーペットに行こうよ!すぐそこだもの!! アラビアンコーストの最もファンタジースプリングス寄りの場所にある「ジャスミンのフライングカーペット」は、私の大好きな 体験所要時間1分ちょっとの小さなアトラクションです。 しかも、さきほど前を通りかかった時の待ち時間は「35分(!)」でした。 どんな混雑日でも待ち時間はだいたい20~30分以内に収まることが殆どだというのに… ―― これはもう、フライングカーペットに行くしかないでしょ! 何十分待ちになっていたって、マルチエクスペリエンスがあればすぐ乗れるんだから! そこからすぐにたどり着いたフライングカーペットの乗り場、この時間 待ち時間はなんと「40分」と表示されていました。 入口にいらしたキャストさんにマルチエクスペリエンス・パスを使いたい旨を告げると、 「ええぇーーーっ! ウチなんかで使っちゃっていいんですかぁー???!!!」 今日のパークはものすごーく混雑しているんですよー でもこのパスがあるなら もっと他の…ソアリンとかー トイストーリーとかー すぐ隣のレイジングスピリッツとかー なんだってすぐ乗れるんですよー 本当にフライングカーペットで使っちゃって後悔しませんかーー? …と まあ、キャストさんはびっくりしてのけぞりながらもいろいろおっしゃってくださったのですが。 私達の決心が固いことがわかると、脇にある秘密の入口から乗り場担当のキャストさんのもとへと案内してくださいました。 そしていきなりすぐ次の回の先頭に誘導してくださり、私達はふたりで貸切となったちょっと特殊な形の魔法のじゅうたんに乗って あっという間に夜空へと飛び上がりました。 人気アトラクションの待ち時間が軒並み100分を越えているディズニーシーの夜。 「待ち時間ゼロ」で体験したジャスミンのフライングカーペットからは きらきら輝くパークの照明に浮かび上がるプロメテウス火山もよく見えて、たいへんに心地よかったです。 楽しかったー… ありがとうございました。 人生初の「マルチエクスペリエンス・パス(デジタル版)」を利用し終えた後はファンタジースプリングス内へ戻ってアトラクション巡りを再開することにし、ラプンツェルのランタンフェスティバルへ。 (18:25。ここからはエリア内を反時計回りで回ることにしました。) この時間にはプライオリティアクセス・エントランスの混雑はほぼ解消していて、乗り場までは10分もかかりませんでした。 ボートハウスに至るまでのランタンの灯りがアトラクションの中のランタンフェスティバルの景色まで繋がっているように感じられ、とても素敵でしたよ。 続けて アナとエルサのフローズンジャーニーへ。 (18:45。) 19:00ちょっと前にアトラクションから出ると、アレンデール王国の夜景がとても美しかったのでしばらくお散歩。 ロイヤルバンケットの建物も 夜になって照明が点くといっそうアレンデール城らしくなるような気がします。 城前の広場から見えるアレンデールの城下町。 アレンデールのお城と町をつなぐ二つの橋のうち、アトラクション建物に近い方の橋を渡って町へ。 夜になって灯りが点った街並みは、昼間よりも生活感が出て本当に人々が暮らしているかのようです。 町の方から水路を挟んで城門の中のアレンデール城を眺めてみました。 もうひとつの橋の袂からはお城を真正面に見ることができます。 (こちらの橋の袂からの景色が皆さんお好きなようですが、この場所 実はお手洗い棟の真ん前なので、早朝以外は常に混雑していて 写真を撮るのはなかなか大変です。) 今日はまだ何も買い物をしていないことに気付いたので、このあたりでファンタジースプリングス・ギフトへ立ち寄り。 6月に来た時は午後になると入店制限をしていて行列が絶えなかったこのお店も、きょうこの時間は待ち時間なく入店できました。 (19:15頃。) レジも混んでいませんでしたよ。 買い物後はフェアリーティンカーベルのビジーバギーへ。 (19:25。待ち時間殆どなし。) 暗くなってからこのアトラクションに来たのは初めて。 夜は印象が違いますね。 待ち列や乗り場のお花は全て照明だったのですね~ 暗くなってから来てみてよかったです。 19:40くらい。 ピーターパンのネバーランドアドベンチャー前に行ってみると、運営を再開していたのでプライオリティアクセス・エントランスへ。 マルチエクスペリエンス利用の方などもいらっしゃって少し混みあっていましたけれど、10分かからずに乗り場まで行くことができ、今度は無事に最後まで冒険を完遂することができました。 これで「夜のファンタジースプリングス 反時計回りに一周」の旅は終了。 時刻は20:00過ぎになっていました。 引き続き二周目 行けるところまで行ってみるか と思って歩き出しましたけれど、ラプンツェルのランタンフェスティバルへ行くと「一時運営中止」中とのこと。 (巻き込まれたゲストには本日以降も使用できるマルチエクスペリエンスが発券されていたようでした。) なので、もうこのへんでアトラクションは終了でいいかなー と、お夜食テイクアウトのためにモバイルオーダーを入れてスナグリーダックリングへ。 (20:20。) こちらのお店も6月に来た時の混雑ぶりと比べたら店内の様子がずいぶん落ち着いていたので、のんびりとあちこちの写真を撮って回りました。 20:35頃からは、花火の鑑賞場所を探してアレンデールの町へ。 どこにいればよく見えるのか 果たして今夜は花火があがってくれるのか あまり自信がありませんでしたが、とりあえず水路の前に場所を確保して待つこと十数分。 (今日は花火の開催時刻が遅いのです。) 無事、目の前のアレンデール城越しに 花火はあがってくれました。 (20:50。「ナイトハイ・ハロウィーン」開催。) 久しぶりにパーク内で眺めたハロウィーンの花火。 短かったけれど、素直に「きれいだなあ」と思いました。 音楽も楽しかったです。 21:00。 時を知らせるアレンデールの鐘の音がゴーンゴーンと響き渡る中、閉園アナウンスに背中を押されるようにしてホテル前の魔法使いの弟子ミッキーの噴水のあたりまで戻りました。 そして21:03。 最後に記念撮影をして ファンタジースプリングス・エントランスを通って退園しました。 ああ。 長い一日でした。 ふたたびの東京ディズニーシーの新エリア、ファンタジースプリングス。 じゅうぶん楽しませていただきました。 ホテル館内に戻ってからは、ローズコートへの扉を出てパークを眺められるテラスへ。 時刻は21:10くらい。 パーク内はさきほどまで私達がいた時と同じように見えましたけれど、路面を歩く一般ゲストはもうほんのわずか。 サーチライトを手に森の中を点検して回るキャストさんの制服姿ばかりが目につきました。 エレベーターで客室階に上がったのは21:20頃でした。 前回来た時はパークが閉園した直後の時間帯は3階のエレベーターホールが大変混みあっていて、1階の駐車場へ下りるだけでも相当な時間がかかりそうでしたが、今日はエレベーターホールにはキャストさんが複数待機していて 上の階へ向かうゲストと下の階に向かうゲストを二列に分けて案内してくださっていたので、ゲスト同士無駄に譲り合うことも待つこともなくスムーズに乗り込むことができて大変良かったです。 ホテルのグランドオープンから三か月以上が経過し、運営の仕方も日に日に改善されていっているのだなあ と思いました。 部屋に戻り着いてほっとして、窓辺に立って眺めた景色。 閉園時刻から30分ほどが経った、ローズコートサイド パークビューの景色です。 照明も音楽も、まだパーク開園中と変わらぬまま。 ネバーランドのスリルム山もプロメテウス火山の火口にも炎が見え、その向こうのSSコロンビア号の煙突を照らし出す灯りも、まだ点いたままでした。 明日は入園する予定はないけれどレストランに朝食の予約を入れてあるし、そんなに壮大に寝坊するわけにもいかないなあ と思い始めた22:30頃。 閉園後もずーっと流れ続けていたパーク内音楽がぱたっと止まりました。 遠くのパーク内を目を凝らしてみると、SSコロンビア号の煙突の照明もいつの間にか消えています。 SSコロンビア号も寝ちゃったかー 私もそろそろ寝るかなあ… それから翌日のことなどいろいろ仕度をして バスルームへ行って戻ってくると、夫はとうに眠ってしまっていました。 窓の外に目を遣ると、まだ点灯している目につく照明はパークのスリルム山と ローズコートの青い光だけになりました。 ホテルの建物を照らし出している照明やローズコートの木々を照らしている照明も、気のせいか少し暗くなったようにも感じられます。 時刻は23:20。 ホテルミラコスタに宿泊している時は、夜の間にパーク内で起こる何かの気配を感じたくてカーテンも窓も開けたまま眠ることが多い私ですが、初めて夜を過ごすこのお部屋から見えるパークは遠く森の中。 これから夜明けまでの間に森の中で起こることは この地に棲むという精霊たちだけが立ち会える内緒のできごとなのかもしれません。 だから今夜は シフォンのカーテンだけ ふんわりひいて休もうと思います。 まだまだ未体験のことが待っている 新しい明日がやってくるまで。 おやすみなさい。 (翌日につづく) ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 31, 2024 10:54:09 AM
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