カテゴリ:【ファンタジースプリングスホテル 宿泊】
(…前夜から続く) 目が覚めたのは、窓の外が明るくなり始める頃でした。 いえ 正確に言うと。 自然に目を覚ましたものの窓の方がまだ暗いようだったのでそのまま目を閉じて布団を被って眠る努力をする ということを何度か繰り返した末、シフォンのカーテンの向こうが確実に明るくなったのを察知したので目を開けて起き上がってみることにしたのです。 時刻は5:30頃。 ベッドから出て窓辺に行ってカーテンを開けると、日の出の刻が近いのか薄赤く明るくなってきた空を背景にして、プロメテウス火山やネバーランドの山々のシルエットが見えました。 手前のローズコートの青い灯りはまだ点いたまま、窓をそっと開けてみても音は何も聞こえて来ず。 無音の中に広がる小さな庭園や黒い森や 遠くの山のシルエットを眺めていると、東京から少しだけ離れた森林地帯の自然に囲まれたリゾートホテルの一室に宿泊しているような錯覚に陥りそうです。 今日の朝食は遅めの時間にお願いしてあるのでもうあと一時間ほど本格的に眠ってしまっても何の問題も無かったのですが、これから朝陽が昇ってくるファンタジースプリングスの様子を見逃すのは惜しいような気がして、私はシフォンのカーテンを開け放したままベッドに戻り 念のためアラームもセットして目を閉じました。 再びしっかりと目を覚ましたのは6:00になる寸前でした。 窓辺へ行ってみようと身体を起こすと、窓の外から音楽がきこえ始めました。 ファンタジースプリングスのパークBGMです。 6:00ちょうどに流れ始めるのですね~ 音楽が始まる瞬間を聞き逃さなくて良かったー と思いつつ外の景色を眺めると、朝陽はもう顔を出した後のようで グランドシャトーやスプリングスサイドの建物がオレンジ色に染まっているのがわかりました。 真下のローズコートの青い灯りは消えていないように見えましたが、周囲が明るくなってきているので目立たなくなった感じもしました。 もうちょっとだけ眠ってもいいかな と私は一度ベッドに戻りましたけれど、太陽が高度を上げるに従ってどんどん明るくなっていく窓の外が気になってしょうがなくて、結局起き出すことにしました。 6:30頃の景色。 朝陽が向かって右手の建物の窓ガラスに反射して左手の建物を照らし、その光がさらに反射して右手のスプリングサイドの建物に当たっています。 このころにはもうローズコートを散歩するゲストの姿もちらほら見え、耳をすますと廊下を行く小さなお子さんの可愛らしい声もきこえるようになってきて、ホテルもパークも目覚めつつあることを感じさせました。 夫がベッドから起き上がったのはそれから一時間以上も経ってから。 私が寝る前に適当にセットしたモーニングコールが鳴り出した8:00前ごろでした。 (こちらのホテルはオラフが起こしてくれたそうです。夫談。) その後いつものようにバスルームへ向かい、しっかりお目覚め。 身支度をし終わったと思うと、 朝食前にちょっとローズコートへ行って外側から宿泊している部屋の位置を確認してくる といって カメラを手に部屋を出ていきました。 5分ほどして夫がローズコートに現れたので、私は窓辺に立って夫に手を振ったり こちらを撮影している夫をスマートフォンで撮影したり… まあそんな、パーク一体型ホテル宿泊時の「お約束」を 部屋の外と中でしばらく展開しました。 (このとき夫が撮影した ローズコートにいる愉快な仲間たち?) すぐに部屋に戻ってくるのだろう… と思っていたのに夫はなかなか戻って来ず。 朝食の時間も迫ってきたし 私だって朝のホテル内探検したいし と思った私は、そのままレストランへ行けるよう仕度をして8:30頃 ひとりで勝手に部屋を出ました。 そしてエレベーターで三階のファンタジーシャトーラウンジへ。 レセプションそばの角にあるこの明るい空間にはソファがたくさん置いてあって、滞在中ゲストが自由に寛げるスペースとなっているようです。 ディズニーホテルのロビーではお馴染みの「ディズニー映画を流し続けている大きなモニター」もこの場所に設置されています。 前回来た時も今回も この前を通りかかるといつもだいたいソファもチェアも埋まっていたのですけれど、さすがに朝8:30では殆どが空席で 人の姿もまばらでした。 (ちょうどパークのオープン前後の時刻と重なっていますからね~) 大きな窓からは外のテラス越しにファンタジースプリングスが見えています。 (このテラスが ローズコート出入口の右手側に伸びているテラスです。) ちなみに 外に出てテラスから眺めるファンタジースプリングス アレンデール城はこんな↓感じ。 ゲストよりもキャストさんの数の方が多い朝のファンタジーシャトーラウンジでひとり あっち行ったりこっち行ったりしていたら、夫が私を見つけてやって来たので無事合流。 (行き違いましたが大人なのでなんとかなりました。携帯電話って便利ですね!) そのままふたりでグランパラディ・ラウンジ脇の大階段を一階まで下りて ファンタジースプリングス・レストランへ向かいました。 ファンタジーシャトー内のブッフェレストラン、ファンタジースプリングス・レストランは、現在はまだ宿泊者の他 バケーションパッケージのプランで選択したゲストのみが利用可能となっています。 私達は前回の宿泊では昼食で利用しましたけれど、朝食での利用は初めてなのでとっても楽しみです。 レストラン前のこの広ーい場所は朝はとっても明るいんですね~ 左側の大きな窓からはパーク内の様子が少しだけ見えます。 パーク内でいうと この場所はちょうど魔法使いの弟子ミッキー噴水の裏側にあたります。 また、昨日の午後グランパラディ・ラウンジで座っていた席の位置の真下でもあります。 (私が気になっている「パークとホテルを行き来できそうな扉」が設置されているはずの場所ですが、内側は壁の後ろに隠れるようにして地味なドアがふたつあり、壁の前には大きなソファーが置かれています。) 三階から一階に直接つながる大階段、下から見たところ。 (写真の右端の通路の先に「三階 ⇔ 一階」専用のエレベーターも設置されています。) 階段の下のレストラン前から天井を見上げたところ。 どこを眺めてもこのホテル、やっぱりきれい。 お店の扉前にいらしたキャストさんに名前を告げると、数分後 ほぼ予約時刻ぴったりに店内まで案内していただけました。 私達の本日の朝食のテーブルは、前回案内していただいたのと同じ「ラプンツェルの部屋」、物語の印象的な場面を描いた絵画のすぐ近くでした。 さっそくカウンターに並ぶお料理を見に行くと… サラダ用の生野菜各種に豊富なトッピング(ツナ、オリーブ、ポテトサラダ、キャロットラペ、ショートパスタ、コーン、海藻など)、スモークサーモンやコールドミート(各種ハムやスライスソーセージ)など。 温かいお料理はソーセージやベーコン、スクランブルエッグやココットエッグ、コーンスープ、煮込み料理やパスタやチキンライス、温野菜、お子様用にはポテトやチキンなど。 ヨーグルトやフルーツ、パンナコッタ、サイズ小さめのパン各種、デニッシュ各種。 和食もあって、ご飯、お味噌汁の他、焼きおにぎり(出汁をかけてお茶漬けにもできます)も。 豆腐ハンバーグ、筑前煮、出汁巻き卵、焼き鮭、きんぴらごぼうや野菜の和え物など。 佃煮やお漬物各種に 千葉県らしく「鯵のなめろう」もありました。 (鯵のなめろうは私は大変美味しくいただきました。生もの苦手じゃない方にはおすすめです。) ドリンクは全て朝食ブッフェ料金に含まれていて、セルフサービスのコーヒーマシーンやコールドドリンクマシーンが数か所に設置されている他、ジュースや牛乳もありました。 こちら↓私が最初にカウンターから取って来たお料理。 チキンライスにスクランブルエッグでミニオムライスを作ってみました。 ラプンツェルのお話の舞台「コロナ王国」の紋章のデニッシュパンも。 こちらは何巡目かに夫が取ってきた和食。 ご飯は 小盛、普通盛、大盛の中から選択してボタンを押すと「ロボット」がお茶碗に盛り付けてくれます。 この写真のご飯は普通の量だとのこと。 想像していたよりも遥かに品数が多くて美味しい物も多く、楽しい朝食ブッフェでした。 何度も席とブッフェカウンターを往復しているうちに入店から一時間以上があっという間に過ぎ、お店を出た時には時刻は10:10頃になっていました。 それからは部屋に戻って、窓の外の景色を眺めつつ部屋を片付けました。 お天気が良いので ディズニーシーのパークが本当に良く見えます。 写真だとよく見えないと思いますけれど、プロメテウス火山の左手前にはレイジングスピリッツのコースが見えていて ゲストを乗せたトロッコが走り抜けていく様子まで見えるんですよ~ すごーい。 室内の鏡にも 窓から見える景色がしっかり映り込んでいました。 恒例の室内での記念撮影を済ませ、テレビ画面から荷物を預ける手配とエクスプレスチェックアウトの手続きをして、部屋を出たのは12:00数分前でした。 二度目のファンタジースプリングスホテル宿泊、今回も滞在中ずーっと窓からプロメテウス火山の姿を見ることができて嬉しく とても幸せでしたよ。 さて今日この後は、帰宅する前にグランパラディ・ラウンジにお邪魔できることになっています。 (今度は「デザート」の予約枠です。) が、それまでまだかなり時間があるので、部屋を出た私達はホテル内をのんびり散策。 こちらのホテルにはプールやグッズショップなどの施設が無くて宿泊ゲストは皆さん日中はパークに遊びに行ってしまうので、この時間帯の館内はどこへ行っても静かで 記念写真撮り放題です。 前回も感心したエレベーターホールの照明の装飾。 広くて明るい、ファンタジーシャトー・ラウンジと客室棟をつなぐ廊下。 レセプション前のまるで天国みたいな(行ったことないけど) 美しい天井。 ホテルエントランス入ってすぐの天井の照明には、大きなトンボが二匹向かい合ってとまっています。 館内各所の造作ひとつひとつが なんと表現したら適切なのか私にもわからないのですが、舞浜にある他の4つのディズニーホテルにはない独特な雰囲気です。 非日常感にあふれている とでもいったらいいのかなあ… とにかくどこを眺めても、 この世には 現実にはあり得ない、眠ってみる夢や想像(妄想?)の中にしか存在し得ないような世界 を再現したような感じなんですよねえ。 「ファンタジースプリングスホテル宿泊が人生初のディズニーホテル利用」だという若い方なんかは、もしかしたら「これこそがディズニーホテルなんだ」と この非現実的な世界に夢中になってしまわれるかもしれません。 それほどまでに強烈な個性を持つホテルだなあ と、昼間の人の少ない館内を自由に巡ってみて あらためて思いましたよ。 小さな庭園ローズコートにも行ってみました。 この時間(12:30過ぎくらい)はどなたもいらっしゃらず 静か。 前回6月に来た時は猛暑でバラの花も少し元気のない感じでしたが、今回は秋咲きのバラが真っ盛りでした。 物語に出てくるような赤いバラ、きれいです。 ここは春5月頃か秋10月頃のバラの季節に来るのが一番いいかなあ。 まあ 予約するのが困難な状況がまだまだ続きそうなので 開花の時期を狙ってくるのもなかなか大変そうですが… こんな調子で一時間ほど館内を散策した後、私達はホテルを出てベイサイドステーションへと向かうことにしました。 リゾートラインに乗ってリゾートをぐるっと一回りして 数時間後またここに戻ってこようと思います。 では 出発! (その2 に つづく・・・) (大階段の手すりに隠れているのは ミッキー?) ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 3, 2024 04:02:28 PM
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