カテゴリ:シリアス日記
インターネットで見つけた日記です。
以下前文引用 True Love Story 私の行っているスポーツジムのラウンジには朝オープンと同時にやってきて1日中世間話ししたり、トランプしたり、若い女の子をからかったりしているお年寄り軍団がいます。 そのうちの一人、87歳のおじいさんがある朝、私の所へやってきました。彼は一週間前に親指を切ってしまって、7針縫ったそうです。お医者さんに行って抜糸した指を見せてくれると言うのです。 あんまり見たくはなかったけれど、まぁせっかく見せたいんだから見てあげるかなと思いソファーに二人で座り見せてもらいました。指を見ながら、だんだんと色々な話しになっていきました。 おじいさんは毎日なかなか忙しく、9時半までにはジムを出なければいけないというので、何か大事な用なのか聞いてみると・・・少し照れながら大事な用というほどのことではないけれど、老人ホームにいる奥さんと朝ご飯を食べるんだと教えてくれました。 私は奥さんはなぜホームにいるのかと思い大丈夫かと尋ねると、すこし悲しそうに彼女はアルツハイマー病(老人性痴呆症の一種)にかかってしまっている事を話してくれました。 指の包帯を巻き直してあげるとすでに9時半になっていたので、早く行ってあげないと奥さんが心配するからと言うと彼は首を大きく横にふって、彼女は彼の事は誰だか解らないから心配しないんだと、彼女はもう5年間彼が誰なのかまったく思い出してくれないと言うのです。 少し驚いた私は「彼女は全然あなたが誰なのかもわからないけど、それでも毎日朝ご飯を食べにホームに行ってるの?」と聞くとおじいさんはにっこり笑って私の頭をポンポンっと軽くたたきながら、「彼女は僕の事はまったくわからないけど、僕はまだ彼女が誰なのか知っているから」そう言って立ち上がり玄関に向かって行きました。 鳥肌が立ちました。涙をこらえるのが大変でした。私もそんな愛が欲しいと思いました。 本当の愛っていうのはロマンティックなだけじゃない、本当の愛って言うのは相手の全て、自分の全てを受け入れる事なんだ。 幸せな人達っていうのはいつもベストな状態だと思っていたけれど、今いる状態の中からベストを作り上げていくことなんだなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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