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カテゴリ:予習シリーズ
この日記では表が崩れてよくわからないので、wordのファイルで読むことをおすすめします。
word形式で読む ( ↑このファイルをダウンロードして、wordでごらんください。) 【 予シリ6年下12回・文章読解のまとめ 】 国語の文章はふたつの対立した考えに分けて書かれることが多い。 この文章も、「教育」「学習」ということについて『教える側』と『学んでいる側』というふたつの考えを対比させながら、書いています。 それぞれの段落ごとに、筆者の主張を読み取ってみます。 段落 教える側 学んでいる側 1 教える側を中心に教育という 学んでいる側に視点を 営みを考える 置いて考えてみよう 2 「教え」なければ成立しない 3 よい学びができたかどうかの ほうがずっと大事 学ぶ側が教えるほうに 教える側が学ぶほうに合わせる 合わせさせられている →( これは本末転倒 ) 教えるというのは学ぶという 行為を上手に支える営み 大事なのは、学ぶ側がどれほど 深いよい学びができているか 「教育」といわれている営みの 重点を「学ぶ」ほうに移して 発想してみよう ( 4~9段落は具体例を書いている段落なので、省略します) 10 (新しい体験 ←矛盾→ それまでの「知識」) 自分の「知識」のほうを修正して 両者を両立する新たな「知識」を つくりあげたり 新しい体験を新しい「知識」に つくりあげたりする → これを「学ぶ」といっているのだ 11 何らかの感情の動きを伴っている 感動という感情を体験 静的で冷たい心の動き 動的で情的な、人間にとって とてもうれしい営み 12 「学び」にはある種の感動が伴う 「学び」が深いほど、感動が大きい →行動までもがそれによって変化する 13 「学び」は感動を生み、自分で「知識」 を創造する意欲をかき立ててくれる ものであるべきだ 深い喜びを感じるとき 1.その学びによって、自分が生きている 時代の現実そのものがより深く見えてくるとき 2.その時代を生きている自分自身が何をして 生きていたい存在であるのかということ が見えてきたとき 3.この私が誰といっしょに生き、誰に支えられ、 誰を支えて生きているのかということがわかったとき 13 そうした「知識」が創造できる「学び」をこそ、 私たちは求めているのだと思う 【 筆者の主張があるところ 】 ●文のはじめが、 大切なのは~~ 重要なのは~~ ●文のおわりが、 ~~重要である。 ~~大切である。 ~~する必要がある。 ~~ねばならない。 ~~べきである。 ~~に注意したい。 このような文があれば、作者がわざわざ「重要だ」と言ってくれているのだから、それはもう重要なのである。 【記述問題の解き方】 問2 「『学ぶ』とか『学び』とかいうことばが最近よく使われる」とありますが、なぜ「教育」ということばを使わなくなったのですか。「~~ということに気づきはじめたから。」に続くように、文章中の言葉を使って80字以上100字以内で答えなさい。 本文のはじめのほうの段落構成を見てみると、 1段落 → 「教育」から「学び」へ 2段落 → 今までの「教育」とは? 3段落 → 現在の「学び」とは? つまり、1段落で話題を示して、2段落では反対意見を示し、3段落で自分の意見を述べる、という構成。 筆者の主張は、3段落にあることになります。 しかも「大事なのはあくまでも……」という 【筆者の主張がありますよパターン】 がデーンとあるので、ここを中心に書いておけば、まずまちがいない。 大事なのは、学ぶ側がどれほど深い学びができているかということだ(ということに気づきはじめたから。) これで31字。 あとは、3段落の中から、「学んでいる側」のことばを付け足してやれば、80字に届くと思います。 問3 「よい学び」とありますが、筆者はどのようなものを「よい学び」ととらえていますか。30字程度の部分をさがし、はじめと終わりの5字を抜き出して答えなさい。 まず、どの段落から抜き出してくるか、を考えます。 具体例を述べている5~9段落から筆者の意見を抜き出すことはほとんどない。 具体例から導いた意見を書いた10段落か、筆者の結論を書いた13、14段落から言葉を探すことになる。 10段落にある、「~~~~~。これを「学ぶ」といっているのだ。」と、という形は結論としてかなりくさいのですが、どうにも長すぎる。30文字ではおさまらない。 結論を書いた13、14段落から言葉を探せば、すぐに見つかると思います。 また、文章の型として、 【 …… とは ~~ である 】という文型は、大事なことを説明するときに使う文型。要チェックです。 「……は~~する」という形ではなく、「……は~~である」という形に主張があることが多いです。 問8 「両者」とありますが、何と何ですか。それぞれ7字以内の言葉を抜き出して答えなさい。 これは楽勝。 問題文に「何と何」とあるのだから、本文から「~~と~~」という形を探して、それを書けばいい。 問11 この文章を大きく4つの部分に分けると、第二、第三、第四の部分はどこから始まりますか。 まず、「第一の部分」は話題を示している段落を選ぶ。 そして、「第四の部分」は最後のまとめを書いている段落。 具体例を書いている「第二」と「第三」の分け目は、本文中の繰り返し語句に注意して考えましょう。 本文の中で、「知識」と何度も繰り返している段落と、「感動・感情」について書いている段落を分ければ、それで問題ないです。 あと、「さて」、「ところで」などの話題転換の言葉があったら、ほとんど無条件でそこが部分わけの場所になるので、それを発見したら、もうけもんだと思ってください。 その場所が部分わけのひとつの分かれ目です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/12/10 12:09:05 AM
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