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カテゴリ:日々なる雑感
女子フィギュアスケートの代表選考に関して、浅田真央がGPファイナル女子で優勝したにも関わらず年齢規定によりトリノオリンピックに出場できないという件。 この件についてはニュース等でいろんな意見が出されているし、議論もさまざまになされている。 ぼくとしては、毎日新聞の記事の気になる修正を紹介したい。 12月18日の毎日新聞の記事で、 はじめはこんな記事がのっていました。 フィギュア:浅田が初優勝 安藤は4位 GPファイナル-その他のスポーツ:MSN毎日インタラクティブ 「当初はトリプルアクセルを2度入れるという女子初の構成だったが、「6分間練習が終わった後(演技が)近づくにつれてだんだん不安になった」といい、山田満知子コーチと相談して変更した。それでも基礎点が1.1倍に高くなる終盤に連続ジャンプを入れて得点を稼ぐプログラムは、難しくて誰にも真似できない。城田憲子・日本スケート連盟強化部長から終盤に連続スピンを導入するように要望された時、山田満知子コーチは「ムチャクチャ言わないでよ」と言い返したという。それを楽しそうにやってのける浅田は、」 城田強化部長と、山田コーチの間の険悪さを示唆するようなこの記事が、しばらくしたら、こんなふうに訂正されていた。 「 当初は女子初となるトリプルアクセルを2度入れる予定だったが、「6分間練習が終わった後、(演技が)近づくにつれてだんだん不安になった」といい、山田満知子コーチと相談して変更。それでも、基礎点が1・1倍に高くなる後半に連続ジャンプを三つも入れて得点を稼ぐプログラムは、ハードでだれにも真似できない。それを音楽に乗って楽しそうにこなしてしまう。城田憲子・日本スケート連盟強化部長は「音楽に合った振り付け、体のリズム。体全体が音楽にマッチしてその中にジャンプやスピンを入れる。スケーターの神髄に近い才能がある」と絶賛した。 なんだこのなごやかムードは。 はじめの記事ではふたりの間の確執が書かれていたように思うのだが、あとからの記事では単なる美談になってしまっている。 「難しくて」と「ハードで」の言い換えも、 山田コーチの 『疲れている終盤にそんな連続ジャンプなんて、失敗しちゃうじゃないのよ、ムチャクチャいってんじゃないわよ』 という思いが言外に読めてしまうのだが、訂正後の記事ではそんなことは感じられない。 なんかこう、うさんくさい意志の存在を感じてしまうのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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