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カテゴリ:日々なる雑感
トリノの冬季オリンピックで金メダルを獲った荒川静香選手について、ひとつ感心したことがあったので、語りたい。
すぐに書くのもあざといと思い、ちょっと寝かせた。まぁそれもあざといんだが。 まずは、ニュースざっと読み。 ●asahi.com: トリノの女神は荒川静香にキスをしました?-?文化・芸能 ●荒川「続けて良かった」、普通に就職計画も : ニュース : トリノ五輪 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) ●Yahoo!スポーツ×スポーツナビ Voice of Torino ボイスオブトリノ - from Master's 連載コラム 長田渚左 ●Sankei Web 社会 家事の手休めテレビ観戦 荒川「金」で水道使用量減少(02/24 23:59) すごいと思ったのは、イナバウアーというアレですよ。 ↑ これ オリンピックのフィギュアスケートの採点に基準にというのがいろいろあって、たとえば四回転ジャンプで9点とか3回転フリップは5.5点、背中をそらしたスピン2.4点など、細かく決まっている。 荒川の得意とするイナバウアーという技は、しかし採点基準に入っていない。 限られた時間の中で、さまざまな技を披露して得点を伸ばしていかなければならないフィギュアスケート。 普通に考えたら、得点に結びつかないような技をやることにメリットがあるとは思えない。 荒川自身も「ポイントを考えるなら)イナバウアーは無駄」と言ってプログラムからはずしたこともあったそうです。 それが、今回のトリノ五輪では華麗に自分の得意技を復活させた。 このことが、ぼくにとっては、ぐわっと来たわけです。 ぼくにはこの話は、「自分自身であること」についての話に思えました。 審判とか採点基準とか考えたら、イナバウアーという技をやることはなかったのに、それでもやった。 ベタな話でいったら、そういうもんじゃないですか人生って。 他人がどう思うとか、点数がどうとか、そんなことよりも、自分らしさを表現することが結局はいいのだと、そういう話に感じられた。 まぁ荒川さんも規定の演技はしっかりこなした上での「のびのび自分らしさ」なんで、我々も日々の仕事はしっかりこなした上でってのは前提なんだけど、あくせくと日常の仕事に追われて、追われるだけで終わるんじゃなくて、自分のフィールドをはっきり意識して、そこを足場に飛び立ちたい。 なんかねえ、忘れがちじゃないですか。自分が大切にしてるものって。 そんなことを思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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