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カテゴリ:塾
最後に、ぼくが例として書いてみた税の作文をいくつかのせます。
盗作してパクってもらってかまわないので、どうぞご自由におつかいください。 私は、この作文を書くにあたり税金について少し調べてみました。 調べてみて初めて知ったことは、税金には所得税、酒税など、私が予想していたよりも多くの種類があるということです。そして、これらは、国に納める国税と都道府県などに納める地方税に分けられています。国税には、所得税や法人税など、地方税には、都道府県民税や市町村民税などがあります。 また、所得税や住民税は、納める人の収入によって税率を決めており、公平に課税されています。 このようなことを調べていくうちに、これらの税金はどのように使われているのか興味を持ったので、調べてみました。 まず、私たちに今、一番身近なのは教育です。国はこれに歳出全体の約八%、地方財政では約二十%も使っているそうです。中学生一人にすると、年間約九十万円にもなります。私は今まで、税金を身近に感じたことはなかったけれど、こういうところで、私たちを支えてくれていたことに驚きました。 次に、歳出全体の約十%を占めているのが公共事業関係費です。道路をはじめ、上下水道や公園などの公共施設は、これによってできています。そして、歳出の中で二十五%と大きな割合を占めているのが、社会保障費です。 今、日本は、高齢化が進んでいます。 その問題の一つに、社会保障の費用が増えていくということ、費用を負担する働き手が減っているということがあります。二〇〇〇年には、六十五歳以上の高齢者一人を三・六人で支えていたのに対し、二〇四〇年には一・六人で支えることになるそうです。 福祉先進国のスウェーデンでは毎年、福祉関係の予算が、政治予算の五十%を超えているそうです。 そのかわり、労働者は給料の約半分を税金として納め、国民負担率は約七十%にもなるそうです。しかし、日本では税金を払っても将来の心配をしなければならないのに対し、スウェーデンでは、これらを払えば将来は安心できるのです。 どちらとも税金の使い方はちがって、どちらがいいとは分からないけれど、私はやっぱり、税金はより良い使い方をされるのが一番だと思います。この作文を書く中で、私の身近にも税金にかかわるものがたくさんあること、私たちが豊かに生活していくには、税金は欠かせないことが分かりました。 また、私もいつかは納めなくてはいけない、まだ関係ないのではなくて、これから税金はどうなるのか、どのような使い方が一番良いのか、などきちんと考えてみよう、と思う良いきっかけになりました。 そして、税金は、みんなに平等で、みんなの生活をより豊かにしてくれるものであつてほしいと思います。 私は、この作文を書くにあたり税金について少し調べてみました。調べてみて初めて知ったことは、税金には所得税、酒税など、私が予想していたよりも多くの種類があるということです。そして、これらは、国に納める国税と都道府県などに納める地方税に分けられています。国税には、所得税や法人税など、地方税には、都道府県民税や市町村民税などがあります。 また、所得税や住民税は、納める人の収入によって税金を決めており、公平に課税されています。 このようなことを調べていくうちに、これらの税金はどのように使われているのか興味を持ったので調べてみました。まず、私たちに今、一番身近なのは教育です。国はこれに歳出全体の約八%、地方財政では約二十%も使っているそうです。中学生一人にすると、年間約九十万円にもなります。私は今まで、税金を身近に感じたことはなかったのですが、こういうところで私たちを支えてくれていたことに驚きました。次に、歳出全体の約十%を占めているのが公共事業関係費です。道路をはじめ、上下水道や公園などの公共施設は、これによってできています。そして、歳出の中で二十五%と大きな割合を占めているのが、社会保障費です。 今、日本は、高齢化が進んでいます。 その問題の一つに、社会保障の費用が増えていくということ、費用を負担する働き手が減っているということがあります。二〇〇〇年には、六十五歳以上の高齢者一人を三・六人で支えていたのに対し、二〇四〇年には一・六人で支えることになるそうです。 福祉先進国のスウェーデンでは毎年、福祉関係の予算が、政治予算の五十%を超えているそうです。 そのかわり、労働者は給料の約半分を税金として納め、国民負担率は約七十%にもなるそうです。しかし、日本では税金を払っても将来の心配をしなければならないのに対し、スウェーデンでは、これらを払えば将来は安心できるのです。 どちらとも税金の使い方はちがって、どちらがいいとは分からないけれど、私はやっぱり、税金はより良い使い方をされるのが一番だと思います。この作文を書く中で、私の身近にも税金にかかわるものがたくさんあること、私たちが豊かに生活していくには、税金は欠かせないことが分かりました。 また、私もいつかは納めなくてはいけない、まだ関係ないのではなくて、これから税金はどうなるのか、どのような使い方が一番良いのか、などきちんと考えてみよう、と思う良いきっかけになりました。 そして、税金は、みんなに平等で、みんなの生活をより豊かにしてくれるものであつてほしいと思います。 我々中学生にとって最も身近な税金、それは消費税であろう。今回、税金についての作文を書くにあたり、私がまっさきに思いついたのも、消費税についてだった。 お店でもコンビニでも、我々が買い物をするときには消費税を払う。以前は百円のものを買うときには、百円を払えばよかったという。日本に消費税が導入されたのは平成元年からである。私は生まれてもいない。 私にとっての転換期は、平成九年の消費税5%引き上げであった。これは困った。 当時小学生だった私は、遠足のときに先生が「おやつは315円まで」というのを聞いて「何だと! 309円じゃないのか。6円得したよ」と喜んだものである。しかしそれは空しい喜びだった。消費税が上がったため、遠足のおやつの上限も上がっただけで、我々が手に出来るお菓子はやはり三百円分。その現実は変わらなかった。 消費税は、たったの5%である。百円のおかしを買って、わずかに五円だ。少ないお小遣いをやりくりする小学生の財布から五円を持っていって、いったい意味があるのだろうか、と小学生の私は思った。 しかし、ちりも積もれば山となるということを、私は最近身をもって知ったのである。 先日、総合学習の時間にボランティアで募金活動をした。駅前で懸命に声を張り上げ、道行く人に募金をつのったが、なかなか集まらない。渡る世間に鬼はなしというのは間違いが、やっぱり本当は、渡る世間は鬼ばかりじゃないかとため息をついていると、小学生の子私の前で足を止めた。 その子は募金箱に、ちいさな財布から十円玉を入れてくれた。「ありがとうございます」とっさに笑顔を返した私は、しかし心の中で、「十円じゃなぁ……」と思ってしまった。朝からがんばって、若い人や老人、子供などさまざまな人が募金をしてくれたが、どれも同じようにわずかなお金でしかない。これではあまり集まらないな、と落胆していたのだ。 しかしボランティア活動が終わり、募金箱の中のお金を数えてみると、思ったよりもたくさんのお金になっていた。私は、十円玉を入れてくれた小学生にはずかしく思った。ひとりひとりの持っているものは小さくても、それが集まれば大きなものになるのだ。 消費税もすこしのものに思えるが、全体としてみれば大きなものになる。日本全体では一年間で十兆円ほどにもなるという。そして、そのお金がわたしたちの生活を支えるためにつかわれているのだ。 私も、これからは、誇りを持って税金を納めようと思う。 今回、税の作文を書くにあたり私は自分の知っていることで税金と関係のありそうなものを思い浮かべてみた。 たとえば、年貢だ。 江戸時代、日本の農民は年貢を納めていた。 それは過酷なものである。五公五民、つまり五割が幕府にとられ、残りの五割が自分の手元に残るのだ。しかしそれはまだいいほうで、中には七公三民という、自分の稼ぎの七割が持っていかれてしまうという地方もあったそうだ。 これが税金だったらと考えると、ぞっとしてしまう。 もしも、自分が働いて一万円の収入を得て、その内の七千円が税金として持っていかれてしまうとしたら、私はとても耐えられないだろう。 しかも、年貢は自分に返ってくることはない。払った年貢はすべて幕府が自分とは関係のないことにつかってしまうのである。 テレビの時代劇でみる悪代官の手に自分の税金が渡るのだとしたら、私は税金を払うことをためらってしまう。何に使われているか、わかったものではないからである。 今と昔がちがうのは、税金の使い道がわかっている点だ。私たちの払う税金は、道路や図書館、そして私たちが学ぶ学校などを作るために使われている。 しかも、かつての七公三民などという重税ではなく、今の税制はじつによく考えられた、納得のできるものである。 所得税は累進課税制度がとられ、収入の多い人はたくさん税金をおさめるようになっている。去年の長者番付を見ると、東京都の橋本さんが四十六億円の年収で十七億円とあった。お小遣い三千円の私は、年収の三万六千円で買い物をしてすべて消費税を払ったとしても、払う税金は二千円ほどである。 橋本さんとのことを思えば、二千円がなんだというのか。 税金は、年貢とちがって払ったぶんだけ自分に返ってくるものだ。 今でも、かつての悪代官のように税金を無駄に使う警察官や官僚のニュースをたまに見る。もちろん、それはごく一部の例であり、私たちの払った税金はみんなの暮らしを豊かにするためにつかわれている。 私たちは、自分の払った税金が何につかわれているのかを正しく知り、その上でしっかりと税金を納める必要がある。 それは、一方的に奪われる年貢ではなく、やがては自分に返ってくるものである。 自分の暮らす社会を豊かにするために、税金についてもっと知ることが、これからの未来をになっていく私たちの義務だと思う。 税金は、私たちの暮らしに密接に関わってゆく問題だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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