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カテゴリ:ライトノベル
前回までのあらすじ
青木氏は、およそ人前で見せたことのない涙を流し、歯をくしばっていても形容し難い声音が歯の隙間から漏れてしまうのか。 誰も身動きすら出来ないでいる。瞬時迷ったが、リョウは話を続けることにした。 小説 「scene clipper」 Episode 40
ところが、リョウの話はここで一旦途切れることになった。 青木氏がリョウの話を受けたかたちで自らバトンタッチを買って出たのである。
「リョウさん、ありがとう。叔父さんから頂いた握り飯のあの・・・
リョウは喉の渇きを覚え、目の前に置かれたグラスに手を伸ばした。 オールドパーは氷が解けて薄くなっていて一気に飲み干せた。
青木氏が続ける
「あれから叔父さんが『わしの家について来い』と言うので
叔父さんの手作りだという家には、その時すでに職人さんが2人住み込み 粗末だと思うだろうが、橋の下とは雲泥の差、天井はあるし、板壁もあ それに比べれば物置小屋と言っても随分と心地よくてね、久しぶりに
青木氏も喉の渇きを覚えたのだろう、テーブルに置いてあったグラスを
そして、両の膝頭に手を置いて遠くを見る眼差しとなった。 時と場所をこえたそのまなざしは、まぶしいほどに澄み切っていて少年 同時にリョウは叔父からこの物語を聞いた日にもどり、そして今、この その言い知れぬ感動は、青木氏の物語を聞き始めて、いつの間にか芽生え
何時も応援、コメント頂きありがとうございます。 随分と更新に手間取ってしまいました。 上記のようなあらすじでごめん下さい。^^; どうぞよろしくお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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