カテゴリ:その他諸々、釣りのお話
リペアを終えて帰国したW社のロッドの擦り合わせが悪く、穂先が何度も飛んだことを書いたその後・・・
先日の阿波釣行の際にフェルールワックスを各継ぎ目に塗布して、抜けを防止できるか実釣にて試験してみることに。 今回はそのロッドのみではなくもう1本のロッドを併用していたこともあるけれど、結果として2日間の実釣において一度もトップセクションが飛んでいくことはありませんでした。 これならフェルールが自然に摩耗して擦り合わせが良くなるまで、マメにワックスを塗布することで対応出来そうです。 ただしフェルールワックスはメリットだけではなく、微細な砂粒などがワックスに付着しやすくなるといったデメリットもあります。 付着物に気付かず抜き差しを行うことで、フェルールに傷をつけてしまうことのないよう、使用後は面倒でも都度ワックスを綺麗に拭き取るといったメンテナンスは必須です。 海でのロッド使用後は必ず塩抜きのために水洗いを欠かさないので、その際にワックスまで落とし切ることさえ気を付ければ良いので、ボク自身は大きな手間には感じないけどね。 擦り合わせが悪いフェルールもワックスによって隙間が埋められ、今回のケースのように抜け落ち防止になるだけでなく、ワックスの被膜のおかげで使っている内にロッドの各セクション同士が固着しにくくなるというのも利点のひとつ。 特に古くなったロッドでは、このフェルールの固着に泣くこともあるので、これが解消されるのも嬉しい利点ですね。 だったら手持ちのロッド全てにフェルールワックスを塗りまくっちゃえ・・・と言いたいところですが、そこはケースバイケースで。 以前、本流用のロッドでワックスを塗布した際、使用後にロッドを乾かしただけでロッドソックスに戻して置いたらフェルールに砂粒が着いてしまっていたようで、次にロッドを抜き差しした時にフェルールに目立つ傷がついてしまったことがありました。 それ以降は塩気のない場所で使う(使用後のメンテナンスを殆どしない)ロッドでは、ワックスは使わないようにしています。 便利なフェルールワックスにも、使用上の注意があるものですね。 とは言え、その特性さえ知った上で使うなら、こんなアイテムに頼るのも大いにありかと。 (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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