テーマ:マラソンに挑戦(5677)
カテゴリ:ウルトラマラソン(未)完走記
≪ ゴール後のメモ ≫
ゴール後、「認定証」をもらいに行く。これはリタイヤの証明みたいなもの。私が「完走したけどリタイヤです」と言うと、受付の青年が戸惑っていた。それでも事情が分かったようだ。こんな物は別にどうでも良いのだが、話の種。次にキャッシュバックのコーナーへ行き、2千円を受け取る。これは昨年のうちに申し込んだランナーだけが受け取れるもの。つまり「早割」みたいなものだ。 参加賞のTシャツ 次に体育館の中で朝預けていた荷物と参加賞、「飲食物引換券」をもらう。もう時間が遅いので体育館は空いており、男子更衣室もがら空きだった。荷物をロッカーに入れてシャワー。ようやくレース中にかいた汗を流す。荷物を整理してリュックに詰め、着替えてから体育館を出る。 完走メダル裏側 テント村では牛肉などが「引換券」で食べられ、ビールも無料で飲めるのだが、盛岡行きのバスの確認が先。バス乗り場には既に長い列で乗り切れず、7時発の乗り場へと歩いて移動。もう飲食する暇はない。先ずは最短で帰宅する道を選ぶ。何とかギリギリで座席に座れ、ラッキー。隣の人は北海道から来たランナー。100kmの部だが、50kmでリタイヤした由。昨年仕事で来た岩手県が好きになり、今回初めてこの大会に申し込んだそうだ。 岩手山(45km地点) 私が時間外にゴールし、何も食べてないことを話すと、彼はもらった「わさびお握り」を2個くれた。「でもお茶がないと食べられないし」と言うと、今度は関西から来た女性ランナーがお茶の入ったペットボトルをくれた。まだ胃が落ち着かないためお握りは食べられないが、体内の水分を失ったせいか、お茶はゴクゴク飲める。これが実に美味しい。結局盛岡駅まで北海道の人とマラソン談議を続けていた。 夕暮れ(47km地点) 東北新幹線の車中で遅い食事。何分レース中にはろくに物を食べていない。もらったお握りはそのままで、駅で買った弁当を食べる。少しでもおかずを食べて体力の回復を図る必要があるからだ。缶ビールも美味かった。 大会プログラムでレースに参加した走友の名前を確認。100kmの部は男子10名、女子4名が知り合いだった。昔に比べたらかなり少ない。50kmの部では、茨城県から参加した夫妻だけしか知らなかった。次に写真の整理。不要だと思う画像を捨てる。完走記を書くためのものを含め、全部で80枚近く残した。 雫石川(48km地点) 家には9時半ごろに着いたが、妻は既に眠っていた。荷物を片づけ、汗をかいた洗濯物を水洗いしてバケツへ。入浴後は自室でパソコンを開き、留守中にもらったコメントへの返事。そしてレースの簡単な結果報告を書いた。 70歳ともなると、疲労はなかなか退かない。その疲労と戦いながら、完走記を書いた。思い出に残る今大会。体力が落ちた自分にとっては、ウルトラマラソンの厳しさを思い知らされたレースだった。だが、数日後には、7月のマラニックを申し込み、もう一度フルマラソンを走ってみたいとの気持ちも蘇った。 レースの翌日妻が言う。「きっとお父さんはレース中に倒れ、担架で運ばれたと思った」と。そこで私は言った。運営がちゃんとした大会ではリタイヤ収容バスがあるから大丈夫なんだよ」と。「それでウルトラはお金が高いのね」と妻。そして「次はどこを走るの」と聞く。私は7月と8月の恒例のマラニックの名前を妻に告げた。<完> (お知らせ) 明日はレース中に撮った花の写真の特集です。どうぞお楽しみに~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ウルトラマラソン(未)完走記] カテゴリの最新記事
|
|