2937005 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2021.08.10
XML
カテゴリ:スポーツ関係
~台風9号の余波、そして祭りは終わった~

 

 仙台は大雨が降っている。そして時々強い風が吹き抜ける。台風9号の影響だ。国内各地での災害が心配だ。しかし良くもオリンピック期間中に台風が直撃しなかったものだ。それだけでも奇跡的と私には思える。各国の選手や役員たちはもう帰国したのだろうか。それともこの大雨の中、日本に滞在してるのだろうか。ニュースによれば9日中に4500人が帰国予定らしい。どうもお疲れさまでしたね。ダブルハートバイバイ

       

 しかし新型コロナ感染症パンデミックのさ中に、良くも251か国・地域と難民団が参加出来たものだ。私はアフリカ諸国やインド、南アメリカ大陸の諸国などは参加できないのではと危惧していた。それが1年の順延で開催され、大きな事故もなく「無事」に閉会出来たと思う。欲を言えばきりがないし、事実問題点も幾つかあった。それを今さら声高に叫んで、一体何になると言うのだろう。

  

 マスコミや野党が騒ぎ立てるものだから、国民の多くがビビッてしまい、聖火ランナーやボランティア予定者の辞退が相次いだ、確かにコロナ対応も含めてお粗末なのは確かだが、他に名案や代案があったとは思えない。オリンピックが終わって国内の「大新聞」はアンケート活動開始。「オリンピックは成功だったか、それとも失敗だったか」の設問。「失敗」と答えた人が多かった由。そんな設問で「誘導」すれば素直な日本人は、直ぐにその「誘導」に乗ってしまうのだ。

        

 しかし外国の通信各社の反応は概ね良好だった由。あの状況下で「無観客」は止むを得ない措置だったし、記者たちにとっても多くの制約がある中で、日本人は温かい応対をし、各国の選手や関係者に良い印象を与えたとの評価。それは事前合宿地として対応した地方の市町村に対しても感謝が述べられているそうだ。それが外国人から見た「東京オリンピック」の評価。この状況下で開催出来たのは、日本だからこそだそうだ。それを国内では「政争の具」にする。毎度のことだ。

  

 各国の選手や関係者に問題がなかった訳ではない。選手村を抜け出して観光に行ったり、選手村の食堂で飲酒し「どんちゃん騒ぎ」をしたり、ホテルの女性作業員に抱きついた乱行もあったと聞く。選手村の部屋の壁を壊したり、閉会式で喫煙した選手の存在。中には来日中にコロナに感染したり、逃走した選手や、生命の危機を感じて滞在中に亡命した選手も出た。そんなことが果たして最初から想定出来るだろうか。多少の瑕疵は起きるもの。問題はその対応力だ。「結果良し」で良いではないか。私は日本のそして日本人の底力を信じたい。

       

 しかし、コロナパンデミックによるオリンピックの順延で、選手たちが受けた影響は大きかったに違いない。出場資格を得るための予選がなくなったり、試合がないことによる調整不足など、国や競技種目を超えた苦痛を味わい、そのことに基づくストレスや心身の不調を味わったアスリートも少なからずいたことは、開催された後に現実のものとなって現れた。それを一体誰のせいだと言うのだろう。

  

 それでもアスリートたちは全力を尽くしてオリンピックに臨み、緊張や興奮にも打ち克って競技した。私が感動したのは彼らの真剣な姿だ。順延はわずか1年だが、その期間中に最盛期を失ったアスリートも多かったはずだ。失敗を犯したり敗者となった選手を誰が責められるだろうか。そして最後まで諦めずに自分を追い込み鍛錬を重ねた者が真の勇者となったのだろう。敗者と勝者は紙一重。真実は神のみぞ知る。

              

 何はともあれ、17日間に及ぶ祭りは終わった。己の限界を知り引退を決意したアスリートたち。さらなる高みを求めて3年後のパリを目指す者。現役のアスリートから指導者に転身する者。これまでと全く異なる世界に踏み出す者。長年の鍛錬と過度のストレスから病んだメンタルを癒す者。競技中心の生活から解き放たれて家庭へ帰る者など行く手は様々だ。心から言おう。「17日間の感動と勇気をありがとう。そして大変お疲れ様でした」と。ダブルハートバイバイ<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.08.10 00:00:11
コメント(0) | コメントを書く
[スポーツ関係] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.
X