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カテゴリ:カラダのこと
祖母に会いに東北へ行った2日間。
夫は最初から行くつもりがなかったし、祭日でも仕事になることはよくあるので、出かけたのはワタシとムスメだけでした。 別居を想像しながらの、プチ家出。 ムスメは従弟との初めての旅行ということもあって、行く事が決まった夏頃からずーっと楽しみにしていて、前日は興奮してほとんど眠りませんでした。 よって、ワタシもつられてほとんど眠らずに東北へ行ってきました。 1歳前の甥っ子がいるので、妹夫婦が食事をしている間にムスメと一緒に遊んだりあやしたり、夜中に転がってきた甥っ子の頭をキャッチしたり(笑) 温水プールのついているホテルだったので、ムスメと入ったり(1日目は妹のダンナがムスメに付き合って遊んでくれました>感謝)。 睡眠導入剤を持っていくのを忘れたので、ホテルでもほとんど眠りませんでした。 唯一、帰りの新幹線だけ、かくっと眠れましたが・・・。 そんな1泊2日だったのですが、身体も、ココロも、びっくりするくらい、楽でした。 上げ膳据え膳。気持ちのいい布団。 終始うれしそうなムスメの笑顔と甥っ子の笑顔。 夫の機嫌を気にかけなくていい。 食事の用意や片付け、献立に悩まなくていい。 ムスメも、ワタシが新幹線で眠ってしまった時以外、一切ゲームをしようとしませんでした。 ずーっとずーっと、従弟やじいじや、妹夫婦や、ワタシと話して、食事をして。 いつもなら欲しがるお菓子も、ずっとリュックにしまったままで、帰りの新幹線まで食べようとさえしませんでした。 夜中に、ちょっとだけムスメが拗ねて、こそこそ話しました。 『私の事が1番じゃないんでしょ』って、急に拗ねたんです。 ムスメからの、必死のサインだ。と感じました。 ワタシが子どものとき、母親に言えなかった言葉を、ムスメは言ってくれました。 兄弟代わりの従弟が去年生まれて、ムスメは本当に喜んでました。 『○○は弟だもん。ねーねーって呼ばせるんだもん』と。 本当のお姉ちゃんのように、しょっちゅう従弟のことを話し、心配し、会いたがり。 会えばよく面倒をみたがって、本当に姉弟のよう。 で、ついつい、大人って小さい子どもに目が行ってしまう。 初めての子どもだから、妹夫婦も前のようにムスメを一番扱いはしてくれない。 じいじも、ひいばあばも、会う度にどんどん目に見えて成長していく甥っ子を目で追ってる。 母親(ワタシ)も、妹夫婦がゆっくりご飯を食べられるように、先にご飯を切り上げて甥っ子を抱っこしてる。 旅行の前にも、去年からの不登校が時々あって、その度に話をしようとするけれど、きっと、ムスメはノドになにかがつかえているような感じで、何も言えずにいた。 『言わなくても、気が付いてよ』 と、サインを送り続けてた。 ああ、そうか。 ムスメも、ココロが疲れていたんだ。 ワタシと同じだったんだ。 みんな一緒の部屋だったので、布団にもぐって、こそこそ声で話した。 『かーさんさぁ、今、ふっとまにゃまにゃが考えてたこと、わかったよーな気がしたんだけど、聞いてくれる?』 『学校でも、おうちでも、お友達とも、がんばりすぎちゃってたんだね』 『学校いかなくちゃって思ってたけど、できなかったんだね』 『どうして?って、聞きすぎちゃって、ごめんね。イヤだったね』 『クラスのお友達に、いけない事を"ダメだよ!ちゃんとやって!"って言う役になっちゃってて、本当はイヤだったんだよね』 『まにゃまにゃが"ダメだよ!"って言いたい時は言っていいんだよ。それで喧嘩になってもいいんだよ。でも、お友達から"○○くんに言ってよ~"って頼られすぎて疲れちゃったら、"今はそんなエネルギーないよー。先生に言ってよー"って断っちゃっていいんだよ』 『学校もね・・・パパは毎日行かないとダメだ!って怒るけど、行きたくない気持ちがつらくなってきたら、休んでいいんだよ。宿題も、できないくらい疲れちゃったら、しないで寝ちゃっていいよ(笑)パパと先生には、かーさんがうまく言っておくから大丈夫(笑)』 "学校は毎日行かなくていい"というのを、ムスメにはっきり言ったのは初めてだった。 薄暗い中でも、ムスメが目を見開いてびっくりして見てるのがわかった。 『月曜日もさ、ここ、こんなに寒いし、たぶんかーさん風邪引いちゃうし、まにゃまにゃもずーっとお姉ちゃんして頑張って疲れちゃったから、いつもの時間に学校行けないかもしれないけど、その時は、休んでいいからね』 『パパからの、学校行きましたか?とかいうメール来たら、無理に返事しなくていいよ。かーさんが代わりに打っとくから』 外面が良くて、体格が良くて、頼まれると断れなくて、変に正義感が強くて、男勝りで。。。損なところばっかし、かーさんに似ちゃったねぇ>ムスメ がっちんがっちんに固まってたムスメの身体から、ほーっと力が抜けていって、 『もっと早く言ってあげなくて、ごめんねぇ。しんどかったねぇ』 と、謝った。 あとは、家の居心地を良くしてあげなくては。 夫からのモラハラを、ムスメがこれ以上受けないように。 モラハラを受けている母親を、ムスメがこれ以上見なくて済むように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.07 23:00:22
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