クリントン大統領と森首相
7年前の沖縄サミットの後、時の米国大統領クリントンと森喜朗首相が挨拶を交わした。森首相はその日のために、夜も寝ないで昼寝して英会話の勉強をしていたと思われます。 森首相 :How are you? クリントン:I'm fine, thank you. And you? 森首相 :Me,too. うまくいけばこういうことになって、二人は握手し、肩を叩き合うはずであった。しかし、いざ本番となりますと、森首相はパニックになってしまった。ファーストレディ・ヒラリーさんが大統領の側に立っていたせいかもしれません。一国の長として、格好いいところを見せねばならない。その強い思念が冷静さを狂わさせてしまったのだ。森首相は大統領とヒラリー夫人の両方に視線を錯綜させながら、ぎこちない笑顔で叫んだ。 「Who are you?」 これにはクリントンもヒラリーもびっくりして目を白黒させた。そして、森首相のパニックは大統領にも伝染した。 「I'm Hillary's husband !」 森首相にはこれが 「I'm fine, thank you. And you?」 と聞こえた。幻聴の一種であります。そして、すかさず答えた。 「Oh, me,too!」 クリントンとヒラリーは飛び上がって吃驚、いつの間に、3角関係が成立したのか、謎は謎を呼んで迷宮入りとなった。 以上はほんとにあった話であります。自信がなければ、場所をわきまえて生噛りの英語は使うべきではありませんね?