ナイロン100℃ 27th Session 「消失」
1月15日(土) 北九州芸術劇場 中劇場14時開演 2時間50分 休憩なし作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演 犬山イヌコ みのすけ 三宅弘城 大倉孝二 松永玲子 八嶋智人今日も雨だった。前回も雨だったので、二回続けての雨。ケラさんが公演終了後、雨の中、満席になったことを喜んでいた。彼のイメージは、北九州は未だに停電した場所ということが消えていないらしい。チケットは、ファミマなどではかなり前に完売だったため、JTBの電話販売で購入した。当日券も有ったようだ。ナイロン100℃ の人気は九州でも定着しているのだろう。今年は本公演はないとのこと。ナイロン100℃ の芝居は、ハルディン・ホテル以来2回目だ。3時間近くで、トイレ休憩なしというのは少しきつかった。会場が暑く、ややきつかった。これも人の熱気だったのだろうか。さて、芝居は、弟スタンリー(みのすけ)と兄チャズ(大倉孝二)の話から始まる。2人ともいい年をして兄弟で暮らしている。クリスマスイヴの日。2人は夜のパーティの準備で忙しそうにしている。スタンリーは、ひそかに思っているスワンレイクをパーティに呼んでいる。このあたりの展開では、兄弟愛がすぎるだけだと思っていたが、次第に、ふたりと他の登場人物の会話に矛盾が出てくる。そして、八嶋演じるジャックが唐突に登場し、一気に混乱してくる。そして、クライマックスへと向かう。会話のコミカルさは、かなり笑えた。こんな小ねたは好きだ。大倉や三宅の身体能力はすごい。思わずビックリ。最初、犬山と松永の違いがわからなかった。これは不覚?トイレの使い方が面白かった。それにしても、第2の月とか、小学校時代のいじめネタと盛りだくさん。最後はなんだかシリアスだった。そして、最後はすべてが”消失”した・・・それは、”あっけ”にとられたラストであった。ナイロン100℃ 27th Session 「消失」・・は、静かに終わった。